「オールドルックな大型バイクに乗りたい」 「年式が古すぎるバイクは壊れそうで心配」 「レトロなデザインと雰囲気のバイクを知りたい」
このような悩みを全て解決できるバイクジャンルが「クラシックバイク」です。
結論、バイクはスペックや性能よりも、デザインと雰囲気重視人にはクラシックバイクがおすすめです。
この記事ではクラシックバイクの魅力や選び方、おすすめ車種を解説していきます。
読み終わる頃には欲しいクラシックバイクが出てきていることでしょう。
バイクの購入や乗り換えを考えてる方はぜひ参考にしてみてください。
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クラシックバイクの定義とは?
本記事で言うクラシックバイクの定義は
- ビンテージ感のあるオールドルックなデザインのバイク
- 実際に年式が古いバイクのことではない(1980年代以降が目安)
- 1960~1970年代に流行ったイギリスのオールドルックなカフェレーサーのデザインとコンセプトを取り入れたバイク
としています。
ただあいまいな部分も多く、個人によって定義は多少変わるので、「クラシックな雰囲気のバイクだな」と感じるバイクくらいの認識でも構いません。
クラシックバイクの元となる代表的な2車種
クラシックバイクの元ネタとなるバイクの代表は2車種あります。
トライアンフのボンネビルT120
ノートンのコマンド
上記の二つのバイクがイメージリーダーです。
どちらもイギリスのバイクで、1960〜70年に生産されていた名車です。
販売当時はクラシックではなく高性能で売り出していたバイクで、レースでも活躍していました。
クラシックバイクの基本構造
クラシックバイクの基本構造は
- スチールのクレードルフレーム
- 空冷式エンジン
- エンジンの気筒数は1~2気筒
- 中には空冷4気筒エンジンの車両もある
- オールドルックでクラシカルなデザイン
このような特徴があります。
バイク自体はシンプルで昔ながらの設計をしており、スピードや運動性能よりもエンジンの音や鼓動感を楽しめることが特徴です。
高性能ではない空冷エンジンだからこそのクラシックバイク!
空冷エンジンは[パワー面]と[振動面]で水冷エンジンに劣るという特徴があります。
しかしクラシックバイクの場合は、空冷エンジンが逆に魅力となっています。
空冷エンジンの特徴である絶妙な振動や、フィーリング、レスポンスは、クラシックバイクのコンセプトと相性が良いのです。
水冷エンジンだとクラシックバイクと呼びにくい一番大きな理由は「水冷エンジンは高性能すぎる」ことです。
振動が少なく、効率的なエンジンフィールは「クラシック」とは真逆の特徴なので、水冷エンジンのバイクに乗っていても「レトロな雰囲気を感じない」んですよね。
ただし、最近は4気筒で最新の設計をしているのにクラシックな雰囲気のバイクがあります。
走行性能が高性能なバイクは「ネオクラシック」または「ネオレトロ」と呼ばれるジャンルです。
この後は、
-クラシックバイク
- ネオクラシックバイク
- 旧車
これらの違いを解説していきます。
クラシックバイクとネオクラシックバイクの違いを解説【旧車との違いも】
クラシックバイクと名前が似たようなジャンルに「ビンテージ」や「旧車」があります。
また最近は「ネオクラシック」というジャンルが、世界中で流行っています。
クラシックと旧車とネオクラシックは名前が似ていて紛らわしいので一覧表で、特徴の違いを解説しました。
一覧表の後にクラシックバイクの魅力や、実際にオススメなクラシックバイクの車種を排気量別に解説しています。
クラシックバイク(別の呼び方:オールドルック)
クラシックバイクの定義とは、1960~70年頃のオールドルックカフェレーサーデザインを取り入れたバイクです。
- 主に単気筒かツインエンジン
- 馬力よりも鼓動重視
- カウル無しでエンジンを見せるオールドルックなデザイン
- スピードを追い求めるよりもバイク本来の魅力を追求するための設計
【代表的な車種①:W800/Kawasaki】
【代表的な車種②:SR400/Yamaha】
ネオクラシック(別の呼び方:ネオレトロ、ヘリテージ)
ネオクラシックとは、2010年以降のオンロードの高性能バイクの性能はそのままにデザインだけレトロにしたバイクです。
- 1~4気筒のハイパワーエンジン
- 乗り味や足回りは最新の性能
- デザインだけ昔の名車を取り入れている
【代表的な車種①:XSR900/Yamaha】
【代表的な車種②:CB1000R/Honda】
旧車(別の呼び方:ビンテージ)
ビンテージとは、文字通り古いバイクで、名車として現在も車両が維持されているバイクです。
- 発売当時に世界に衝撃を与え、その後のバイクの歴史を変えたバイク
- 性能は当時の最高峰で、大型バイクが多い
- 年式が古く維持自体が困難なので、売買には信頼できるショップか相当のバイクの知識が必要
- バイクの購入や維持に多額のお金がかかる場合が多い
- 所有したときの喜びは一番高いかもしれない
【代表的な車種①:900super4/Kawasaki】
【代表的な車種②:ドリームCB750four/Honda】
クラシックバイクの魅力
クラシックバイクは曖昧なジャンルなのに、長期間に渡って人気を維持している理由は、純粋にオシャレで格好良いバイクだからだと思います。
今から50年も前に流行っていたバイクのデザインが、未だに支持され続けていることが証拠ですね。
ここからはクラシックバイクの魅力を解説します。
旧車ではないので車両の信頼性が高い
オールドルックなデザインのバイクに乗りたいけれど、実際に古いバイクに乗るとトラブルやパーツの維持などが心配。
なので比較的最近の技術でレトロなデザインのバイクが製造されていたら、そちらに乗った方が良いじゃないか!というのがクラシックバイクが長く愛されている大きな理由です。
パーツの維持費だけではなくブレーキや足回りの性能が50年前のものでは、安心してバイクに乗ることはできませんからね。
バイク本来の魅力を本能を通して味わえる
2000年頃からバイクの大型車は高性能化が凄まじく、プロでも性能を使いきれないようなバイクが多く販売されていました。
例えば多くの人にとって最高速度の300kmは出す機会がないし、正直言って必要ない性能でしょう。
クラシックバイクは必要以上のハイスペックにすることなく、乗って楽しい、見て楽しい、持って嬉しいというバイク本来の魅力を一番味わえるバイクなのです。
単純な速さより雰囲気の演出に全振り
クラシックバイクのエンジン設計は、鼓動感やトルク感を重視すると数字上のスペックがパッとしないものになります。
しかし逆に、気持ちの良いトルク感のあるエンジンや、心地良い振動を発生するエンジンで、雰囲気を味わえるバイクなのです。
高いライディングスキルがなくでも楽しめるのも、クラシックバイクの大きな魅力ですね。
誰が見てもかっこいいと感じるバイクらしいデザイン
バイクに興味がない人でも【バイクらしいと感じられる昔ながらのデザイン】がクラシックバイクの大きな魅力。
50年以上前から変わらないデザイン=長く愛されているデザインということです。
きっとこの先50年経っても「かっこいいなあ」と、道行く人に思ってもらえるでしょう。
おすすめ250ccクラシックバイク5選
ここからは排気量別におすすめクラシックバイクを紹介していきます。
まずは250ccからです。
※スペックは初年度モデルのデビュー当時のものを記載。初年度以外のスペックを表示する場合は別途記載しています。
エストレヤ/Kawasaki【ベーシックで気軽なクラシックバイク】
型式 | BJ250A |
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メーカー希望小売価格(税抜) | 450,000円 |
カラー | キャンディーサンゴットオレンジ |
全長(mm) | 2075 |
全幅(mm) | 765 |
全高(mm) | 1035 |
シート高(mm) | 770 |
車両重量(kg) | 153 |
総排気量(cc) | 249 |
最高出力 | 20PS/7,500rpm |
最大トルク | 2.1kgf・m/6,000rpm |
エンジン形式 | 空冷・4ストローク・単気筒・SOHC |
燃料供給方式 | キャブレター |
燃料タンク容量 (L) | 14 |
1992年発売。
エストレアの初代モデルはジュニアシリーズというバイクをモチーフにして開発されました。
ジュニアシリーズとは、カワサキと合併する前の目黒製作所から発売されていた古いバイクのこと。
▲ジュニアシリーズのメグロジュニアS2(1954年)引用元
メグロという名前は、W800の派生モデル[メグロK3]で知った方も多いのではないでしょうか。
エストレヤRSカスタム/Kawasaki【調整で完成した250ccクラシックバイク】
型式 | BJ250A |
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メーカー希望小売価格(税抜) | 450,000円 |
カラー | ギャラクシーシルバー |
全長(mm) | 2075 |
全幅(mm) | 765 |
全高(mm) | 1030 |
シート高(mm) | 735 |
車両重量(kg) | 160 |
総排気量(cc) | 249 |
最高出力 | 20PS/7,500rpm |
最大トルク | 2.1kgf・m/6,000rpm |
エンジン形式 | 空冷・4ストローク・単気筒・SOHC |
燃料供給方式 | キャブレター |
燃料タンク容量 (L) | 14 |
1996年発売。
初代エストレヤ発売から3年後、【カスタム】【RS】【RSカスタム】という3モデルが追加されました。
- カスタム:リアサスペンションのリザーバータンクが廃止されデザインが向上
- RS:タンデムシートまで一体型になった長いシートを採用
- RSカスタム:【カスタム】と【RS】の組合せ
さらにモデルの後半で、あえて前後ドラムブレーキを採用したモデルが登場。
これらのマイナーチェンジでじわじわと人気が出てきました。
その後は2007年にインジェクション化され、2017年まで販売され続けました。
SRV250/Yamaha【ブリティッシュテイストカフェレーサー】
型式 | 4DN |
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メーカー希望小売価格(税抜) | 449,000円 |
カラー | エンブレスマルーン |
全長(mm) | 2095 |
全幅(mm) | 720 |
全高(mm) | 1055 |
シート高(mm) | 760 |
車両重量(kg) | 154 |
総排気量(cc) | 248 |
最高出力 | 27PS/8,500rpm |
最大トルク | 2.5kgf・m/6,500rpm |
エンジン形式 | 空冷・4ストローク・V型2気筒・SOHC |
燃料供給方式 | キャブレター |
燃料タンク容量 (L) | 13 |
1992年発売。
流行りはレーサーレプリカ一色の時代に、トラディショナルなカフェレーサースタイルのネイキッドとして発売されたバイクがSRV250です。
エンジンはヤマハの本格クルーザーのビラーゴからVツインエンジンを流用し、オンロード向けにレスポンスを向上。デザインはブリティッシュな雰囲気のバイクに仕上がっています。
今回紹介している250ccクラシックバイクの中で、Vツインエンジンを搭載しているのはヤマハのSRVシリーズのみです。
SRV250の車種名には、ヤマハの代表的なクラシックバイクであるSR400の車種名【SR】が入っていますが、このSとRには意味があり、
- Sはシングル
- Rはロードスポーツ
の略。
つまりVツインエンジンであるSRV250には、本来使わないはずの【SR】の記号が入っているのです。
その理由は、需要の多い250ccクラスで「SR400のような、長く愛されるバイクとして定着させたい」というヤマハの思いがSRV250という車種名に込められているからです。
ST250/Suzuki [スズキで一番成功したクラシックバイク]
型式 | BA-NJ4AA |
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メーカー希望小売価格(税抜) | 349,000円 |
カラー | パールグラスホワイト |
全長(mm) | 2070 |
全幅(mm) | 750 |
全高(mm) | 1075 |
シート高(mm) | 770 |
車両重量(kg) | 146 |
総排気量(cc) | 249 |
最高出力 | 20PS/7,500rpm |
最大トルク | 2.2kgf・m/6,000rpm |
エンジン形式 | 空冷・4ストローク・単気筒・SOHC |
燃料供給方式 | キャブレター |
燃料タンク容量 (L) | 12 |
2003年発売。スズキのクラシックバイクの代表ボルティーの後継機がST250です。
ST250は3タイプから選べます。
- ベースグレード:ノーマル
- タイプB:メッキパーツなど装飾多め
- タイプE:キックスターター付き
この後は2008年にインジェクション化し排ガス規制にも対応し、2017年まで販売され続けました。
スズキの250ccクラシックバイクは、ボルティーから始まりST250販売終了まで、20年以上愛され続けました。
この事実が名車である証ですね。
GB250クラブマン/Honda【GはグレートブリテンのG】
型式 | MC10 |
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メーカー希望小売価格(税抜) | 379,000円 |
カラー | シルバー |
全長(mm) | 2015 |
全幅(mm) | 640 |
全高(mm) | 1035 |
シート高(mm) | 780 |
車両重量(kg) | 145 |
総排気量(cc) | 249 |
最高出力 | 30PS/9,500rpm |
最大トルク | 2.4kgf・m/8,000rpm |
エンジン形式 | 空冷・4ストローク・単気筒・DOHC |
燃料供給方式 | キャブレター |
燃料タンク容量 (L) | 17 |
「レーサーレプリカ全盛期時代に、あえてブリティッシュなクラシックバイクを作ろう!」
設計当初から、社内で反対意見が多かったGB250は1983年に発売されました。
基本コンセプトは、ベテランライダーが乗っていても恥ずかしくないバイク。
当時はレーサーレプリカが流行りすぎて、年配のライダーが乗るには気が引けるようなデザインのバイクばかりが巷に溢れていました。
コンセプトは車種名にも現れており、制作当時は【CB250】や【ドリーム】という名前をつける案もあったそうです。
ホンダにとって【CB】や【ドリーム】はフラッグシップという意味なので、このバイクには合わないと却下。
そこでイギリス流のデザインからグレートブリテンの頭文字Gを取ってGB250という車種名に決定。
クラブマンという言葉は、昔カフェレーサーのことをクラブマンと呼んでいたためペットネームとして追加されました。
250ccのクラシックバイクについてさらに詳しい内容は【2022年版】250ccクラシックバイクおすすめ10選【選び方のポイントも解説】をご覧ください。
おすすめ400ccクラシックバイク5選
続いては400ccクラシックバイクを5車種ご紹介していきます。
SR400/Yamaha【最強のジャパニーズクラシックバイク】
型式 | 2H6 |
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メーカー希望小売価格(税抜) | 310,000円 |
カラー | ブラックゴールド |
全長(mm) | 2105 |
全幅(mm) | 765 |
全高(mm) | 1135 |
シート高(mm) | 810 |
乾燥重量(kg) | 158 |
総排気量(cc) | 399 |
最高出力 | 27PS/7,000rpm |
最大トルク | 3.0kgf・m/6,500rpm |
エンジン形式 | 空冷・4ストローク・単気筒・SOHC |
燃料供給方式 | キャブレター |
燃料タンク容量 (L) | 12 |
「日本車の中で一番優れたクラシックバイクを選べ」と言われたら「SR400だ」と答える人は多いはず。
400ccクラシックバイクに乗りたいなら、とりあえずSR400にしておけば後悔することはまずないでしょう。それほどに人気があるロングセラー車種です。
SRの歴史は古く1978年にデビューして排ガス規制に対応しながらなんと2021年まで生き延びました。
まさに日本の中のベストクラシックバイクと言えるでしょう。
W400/Kawasaki【漢カワサキの女性向けクラシックバイク】
型式 | BC-EJ400A |
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メーカー希望小売価格(税抜) | 599,000円 |
カラー | エボニー |
全長(mm) | 2175 |
全幅(mm) | 855 |
全高(mm) | 1115 |
シート高(mm) | 765 |
乾燥重量(kg) | 193 |
総排気量(cc) | 399 |
最高出力 | 29PS/7,500rpm |
最大トルク | 3.0kgf・m/6,000rpm |
エンジン形式 | 空冷・4ストローク・並列2気筒・SOHC |
燃料供給方式 | キャブレター |
燃料タンク容量 (L) | 14 |
1999年に発売されたW650の400cc版として、2006年にデビューしたのがW400です。
W650は1966年に発売されたW1というカワサキの名車をリメイクしたバイクで、カワサキが最も力を入れたクラシックバイクです。
そしてカワサキの中で一番ヒットしたクラシックバイクでもあります。
W650が売れているのに、わざわざ400ccバージョンを作った理由は、女性のバイク人気が高まってきたことから、400ccで女性の需要を取り込みたかったからです。
発売当時の広告には女性が多数起用されているのが証拠です。
その後2009年に販売終了になるまで生産され続けました。
現在は中古市場でも手を出しやすい車両と言えます。
ヤマハのSR400と並んで400ccクラシックバイクの中で、W400は一押しモデルです。
CB400SS/Honda【ホンダの打倒SRの執念】
型式 | BC-NC41 |
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メーカー希望小売価格(税抜) | 459,000円 |
カラー | パールアトランティスブルー |
全長(mm) | 2165 |
全幅(mm) | 780 |
全高(mm) | 1125 |
シート高(mm) | 790 |
車両重量(kg) | 153 |
総排気量(cc) | 397 |
最高出力 | 29PS/7,000rpm |
最大トルク | 3.2kgf・m/5,500rpm |
エンジン形式 | 空冷・4ストローク・単気筒・sOHC |
燃費 | 39.0km/l(60km走行時) |
燃料供給方式 | キャブレター |
燃料タンク容量 (L) | 11 |
2001年にCL400に続くホンダの打倒SRバイクとして、CB400SSというシングルスポーツが発売されました。
今度は【クラシックバイクの原点回帰】というコンセプトでSR400に習い、セルフスターターは採用せず。(その後、2003年のマイナーチェンジでセルスターターを搭載します)
狙いがようやく当たり、ロングセラーとなりました。
ホンダの400ccクラシックバイクとしてはある程度成功し2008年まで製造されました。
SR400よりもパワーがあり振動が少ないエンジンが評価された結果ですね。
GB350/Honda【36年越しに実現した打倒SRの夢】
型式 | 2BL-NC59 |
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メーカー希望小売価格(税込) | 550,000円 |
カラー | マットジーンズブルーメタリック |
全長(mm) | 2180 |
全幅(mm) | 800 |
全高(mm) | 1105 |
シート高(mm) | 800 |
車両重量(kg) | 180 |
総排気量(cc) | 348 |
最高出力 | 20PS/5,500rpm |
最大トルク | 3.0kgf・m/3,000rpm |
エンジン形式 | 空冷・4ストローク・単気筒・SOHC |
燃費 | 49.5km/l(60km走行時)、41.0km/l(WMTCモード値) |
燃料供給方式 | フューエルインジェクション |
燃料タンク容量 (L) | 15 |
2021年にクラシカルテイストのシングルスポーツとしてホンダから発売されたのがGB350。
あまりの人気に予約しても納車まで数ヶ月待ちになるなど、ホンダの日本国内シェアをかなり押し上げたヒットモデルのため名前や画像を目にした方も多いと思います。
ベースとなったバイクはインド市場向けのモデル【ハイネスCB350】で、その日本向けモデルがGB350です。
日本国内で【GB】という記号は、クラブマンやツーリストトロフィーなどが思い出されますね。
今回のバイクはスタイリングからCBよりもGBの方が相応しいと判断され、GB350という名前が付けられました。
ホンダは長い間、SR400の牙城を崩そうとして中型のシングルスポーツモデルを投入してきました。
SR400が排ガス規制で廃盤になるというタイミングだったとはいえ、GB350はホンダが中型クラシックバイク市場で圧勝した初めてのバイクと言えます。(SR400は2021年1月生産終了)
デザインはレトロなクラシックバイクですが、現代のバイクらしくトラクションコントロールやABSも装備されていて、隙のない設計です。
2022年現在、新車の中型クラシックバイクが欲しい人はGB350一択と言えるでしょう。
クラシック350/ロイヤルエンフィールド【タイムレスクラシックバイク】
カラー | ブラック |
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全長(mm) | 2200 |
全幅(mm) | 800 |
全高(mm) | 1100 |
シート高(mm) | 800 |
乾燥重量(kg) | 183 |
総排気量(cc) | 346 |
最高出力 | 14.6kw/5,250rpm |
最大トルク | 28N・m/4,000rpm |
エンジン形式 | 空冷・4ストローク・単気筒・OHV |
燃料供給方式 | キャブレター |
燃料タンク容量 (L) | 14.5 |
2010年発売。
ロイヤルエンフィールドは元祖クラシックバイクのモデルとなる「コマンド」を作ったノートンに次ぐ、イギリスの歴史のある老舗バイクメーカーです。
ロイヤルエンフィールドのクラシックというモデルは、2008年に発表されました。
1948年に登場した【モデルG2】のデザインを復刻させた形でのデビューでした。
▲画像はG2バレット(1954年式)引用元
まさにこれこそクラシック!と言えるデザインは一度、見ると忘れられないと思います。
実際にクラシック350を生で見ると、「古いバイクを維持しているんだな。旧車好きかな?」「いやまて。よく見るとインジェクションだ。じゃあ新しいバイクなんだ。」と驚きますよ。
クラシックバイクというよりはクラシックそのもの、といえばわかりやすいでしょうか。
価格は輸入車にしてはリーズナブルで、新車で60万円前後で手に入ります。
クラシック350は魅力的でリーズナブルなバイクなのです。
400ccのクラシックバイクについてさらに詳しい内容は【2022年版】400ccクラシックバイクおすすめ10選【選び方のポイントも解説】をご覧ください。
おすすめ大型クラシックバイク5選
最後に大型クラシックバイクを5車種ご紹介していきます。
ボンネビルT120/トライアンフ【クラシックバイクのルーツ「T120」の復刻】
メーカー希望小売価格(税込) | 1,492,000円 |
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カラー | ジェットブラック |
全幅(mm) | 785 |
全高(mm) | 1125 |
シート高(mm) | 785 |
乾燥重量(kg) | 224 |
総排気量(cc) | 1200 |
最高出力 | 80PS/6,550rpm |
最大トルク | 105N・m/3,100rpm |
エンジン形式 | 水冷・4ストローク・並列2気筒・SOHC |
燃料供給方式 | フューエルインジェクション |
燃料タンク容量 (L) | 14 |
2016年発売。
トライアンフはイギリスの老舗バイクメーカーです。設立は1906年で、現存するバイクメーカーの中では特に長い歴史がありますね。
クラシックバイクのイメージと元となったバイクはトライアンフから出ており、車種名は【ボンネビルT120】。まさに今回紹介しているバイクと同じ名前です。
現在のボンネビルT120は2016年に発売。
- 1200ccのバーチカルツインエンジン
- スポークホイール
- フラットでロングなシート
- タンクのデザイン
全て『ザ•クラシックバイク』の特徴ばかりですね。
まさに元祖クラシックバイクを、本家本元のトライアンフが復活させたバイクがボンネビルT120です。
コマンド961スポーツ/ノートン【クラシックバイクのルーツ「コマンド」の復刻】
メーカー希望小売価格(税込) | 2,677,500円 |
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カラー | レッド |
シート高(mm) | 813 |
車両重量(kg) | 218 |
総排気量(cc) | 961 |
最高出力 | 80PS/7,700rpm |
最大トルク | 74N・m/6,000rpm |
エンジン形式 | 空・油冷・4ストローク・並列2気筒・OHV |
燃料供給方式 | フューエルインジェクション |
燃料タンク容量 (L) | 17 |
Nortonはイギリスのオートバイメーカーです。設立は1898年で古く、1950年代から大型の2気筒エンジンを製造し始めました。
650ccの【コマンド】の世界的大ヒットによって、クラシックバイクの元祖イメージリーダーとなったメーカーです。
今回紹介した【コマンド961スポーツ】は、現在でも新車で買えるブリティッシュスポーツクラシックバイク。
ホイールはスポークホイールですが、足回りやブレーキ等は完全にオンロード仕様です。
なので正直、クラシックバイクにしては高性能すぎる設計かもしれませんね。
ただなんと言ってもこのディテール、デザインは、まさに元祖クラシックバイクの復活といえるでしょう。
クラシック500EFI/ロイヤルエンフィールド【現在も生き続けるクラシックバイク】
カラー | クラシックグリーン |
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全長(mm) | 2200 |
全幅(mm) | 800 |
全高(mm) | 1100 |
シート高(mm) | 820 |
乾燥重量(kg) | 187 |
総排気量(cc) | 499 |
最高出力 | 20.3kw/5,250rpm |
最大トルク | 41.3N・m/4,000rpm |
エンジン形式 | 空冷・4ストローク・単気筒・OHV |
燃料供給方式 | フューエルインジェクション |
燃料タンク容量 (L) | 14.5 |
2010年発売。
ロイヤルエンフィールドは、世界最古のバイクメーカーと言われています。メーカーの発足は1901年。
今回紹介しているクラシック500シリーズは、基本設計は1950年代のままという正真正銘本物のクラシックバイクです。
同じエンジンで複数のモデル展開をしており、ラインナップの中で最もクラシックバイクらしいモデルはこのクラシック500。
マニアの中には「本当のクラシックバイクは、ロイヤルエンフィールドのみ」と言い切る人もいるそうです。
それもそのはずで、実際に生でこのバイクを見たときは「旧車だ」と思うはずです。
ですがよく見ると、キャブレターではなくインジェクションだったり、細かいところは現代的です。
クラシック500を生で目撃すると、きっと驚いてしまうはずですよ。
W650/Kawasaki【アンチ直4の新時代スポーツバイク】
型式 | EJ650A |
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メーカー希望小売価格(税込) | 686,000円 |
カラー | ルミナスビンテージレッド×パールアイボリー |
全長(mm) | 2175 |
全幅(mm) | 905 |
全高(mm) | 1140 |
シート高(mm) | 800 |
車両重量(kg) | 210 |
総排気量(cc) | 675 |
最高出力 | 50PS/7,500rpm |
最大トルク | 5.7kgf・m/5,500rpm |
エンジン形式 | 空冷・4ストローク・並列2気筒・SOHC |
燃費 | 37.0km/l(60km走行時) |
燃料供給方式 | キャブレター |
燃料タンク容量 (L) | 15 |
「直四以外の新しいスタンダードスポーツバイクを作る」というコンセプトで1999年に登場したのが、バーチカルツインエンジンを搭載したW650です。
発売までにはメーカー内で紆余曲折がありましたが、開発メンバーは「絶対このコンセプトは売れる!」と言う確信があったため、押し切って発売までこぎつけました。
W650のためだけにベベルギア製造工場を作るという暴挙に出たカワサキですが、無事にヒットしたため、2011年に後継のW800へと引き継ぐまで製造されました。
CB1100/Honda【ノスタルジック空冷ビッグネイキッド】
型式 | EBL-SC65 |
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メーカー希望小売価格(税込) | 997,500円 |
カラー | キャンディーグローリーレッド |
全長(mm) | 2205 |
全幅(mm) | 835 |
全高(mm) | 1130 |
シート高(mm) | 765 |
車両重量(kg) | 243 |
総排気量(cc) | 1140 |
最高出力 | 88PS/7,500rpm |
最大トルク | 9.4kgf・m/5,000rpm |
エンジン形式 | 空冷・4ストローク・並列4気筒・DOHC |
燃費 | 27.0km/l(60km走行時) |
燃料供給方式 | フューエルインジェクション |
燃料タンク容量 (L) | 14 |
「空冷エンジンのCBをもう一度作りたい!」という思いから2010年に発売された空冷ネイキッドがCB1100です。
排ガス規制が厳しくなってきたこの時代に、規制をクリアするのに不利な大型空冷エンジンのバイクを出すという考えには反対意見が多かったそうです。
CB1300SFをベースに空冷エンジンを試作してみたところイマイチなので不採用。
完全にエンジンを一から作り直し、空冷エンジンでよく表現される「でろでろ感」を出すことに成功。
一度乗ればわかりますが本当に「でろでろ」するんです。
大型クラシックバイクについてさらに詳しい内容は【2022年版】大型クラシックバイクおすすめ10選【選び方のポイントも解説】をご覧ください。
まとめ:クラシックバイクには長い間愛される魅力がある
今回はクラシックバイクの選び方や排気量別のおすすめ車種紹介をしてきました。
クラシックバイクはいわゆるハイスペックではありませんが、バイク本来の良さを味わえるのが最大の魅力です。
気になるバイクがあれば、ぜひ直接バイクショップに足を運んでみてくださいね。
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