「オールドルックな400ccのバイクに乗りたい」 「年式が古すぎるバイクは壊れそうで心配」 「レトロなデザインと雰囲気のバイクを知りたい」
このような悩みを全て解決できるバイクジャンルが「クラシックバイク」です。
結論、デザインと雰囲気重視だけどエンジンの鼓動感も欲しい人には400ccクラシックバイクが一押しです。
この記事では400ccクラシックバイクの魅力や選び方、おすすめ車種を解説していきます。
読み終わる頃には「早くバイクショップに見に行きたい!」と気になるバイクが出てきているはずですよ。
バイクの購入や乗り換えを考えてる方はぜひ参考にしてみてください。
目次 [ 閉じる 開く ]
400ccクラシックバイクの特徴
どんなバイクの事をクラシックバイクと呼ぶのかは、人によって差があります。
まずは400ccクラシックバイクの定義と特徴から解説していきます。
クラシックバイクの定義
本記事で言うクラシックバイクの定義は
- ビンテージ感のあるオールドルックなデザインのバイク
- 実際に年式が古いバイクのことではない(1980年代以降が目安)
- 1960~1970年代に流行ったイギリスのオールドルックなカフェレーサーのデザインとコンセプトを取り入れたバイク
としています。
ただあいまいな部分も多く、個人によって定義は多少変わるので、「クラシックな雰囲気のバイクだな」と感じるバイクくらいの認識でも構いません。
今回の記事はクラシックバイクの中でも400ccに絞って解説しますが、さらに詳しい定義や魅力、また[旧車][ネオクラシック]との違いなどは別記事にまとめてあります。
400ccクラシックバイクの車両的な特徴
400ccクラシックバイクの車両の特徴は
- 空冷エンジン
- エンジンの気筒数はシングル~4気筒と幅広い
- 同じ排気量内で比べると、馬力は控え目
- 400ccなのでエンジンの鼓動感は十分
- デザイン面では大型に引けを取らない
のようなものがあります。
400ccクラシックバイクのメリット・デメリット
400ccクラシックバイクの特徴を踏まえて、メリットとデメリットは下記のとおりです。
- 排気量が400ccなので、高速道路も十分こなせる
- 普段使いの実用性と、個性的なバイクの魅力を両立
- 大型クラシックバイクに引けを取らないデザイン
- 車両自体の乗りやすさ
- シングルエンジンの場合は大型よりもベストバランス
- 車検があるため、維持費が250ccと比べて割高
- 車種によっては圧倒的な鼓動感など、バイクの強い個性を表現するには排気量が足りない
400ccクラシックバイクを選ぶ際のポイント
実用性と個性を両立しやすい400ccクラシックバイクは、基本的には見た目で選んでも失敗しません。
その上でここからは、400ccならではのクラシックバイクを選ぶ際のポイントを解説していきます。
250ccと迷っているなら400ccがおすすめ
「400ccは車検があるから250ccでもいいかな?」と考える人は多いと思います。
スポーツバイクや実用的なスクーターは車検がない方が得、という考え方も良いでしょう。
しかし、クラシックバイクの場合は別です。
クラシックバイクというジャンルは、排気量からくるエンジンの強い個性が大きな魅力のジャンル。
排気量を下げることは、バイクの魅力自体を下げることに等しいのです。
これが250ccより400ccクラシックバイクがおすすめな理由です。
予算の関係で悩むのなら、ぜひ頑張って400ccを選ぶことを強くおすすめします。
400ccはシングルエンジンと特に相性が良い
400ccクラシックバイクを検討している人は、大型クラシックバイクもいいなと感じている方が多いと思います。
ほとんどの場合は排気量が大きければバイクとして強い個性を表現できるので、満足度が高くなる場合が多いです。
しかし、シングルエンジンの場合だけは別。
400ccという排気量は空冷のシングルエンジンと特に相性の良く、むしろ大型のバイクに乗るよりも満足度が高いバイクがあります。
そのバイクは、この後で紹介するヤマハのSR400です。
大型免許が教習所で取れるようになった後も、400ccが廃れて人気がなくなった後も、SR400というバイクがずっと市場に残り続けたことが証拠です。
ツインエンジンの場合は大型も視野に入れる
400ccクラシックバイクの中には、シングルエンジンのほかに2気筒のエンジンを搭載している車両があります。
例えばカワサキのW400は、元々650ccのバイクをベースに400cc版として販売されています。
しかし、このバイク本来の魅力を表現しているのは、ベースとなっているW650の方です。
もちろんW400に魅力がないという意味ではありませんが、選べるのならば少しでも良い方を選びたい方は多いと思います。
クラシックバイクは排気量が大きい車両の方が魅力が強い傾向にあるので、予算が許すなら大型のバイクにすることをおすすめしますよ。
【2024年版】おすすめの400ccクラシックバイク10選
ここから一押しの400ccクラシックバイク10車種を紹介していきます。
スペックは初年度モデルのデビュー当時のものを記載。
初年度以外のスペックを表示する場合は別途記載しています。
SR400/Yamaha【最強のジャパニーズクラシックバイク】
型式 | 2H6 |
---|---|
メーカー希望小売価格(税抜) | 310,000円 |
カラー | ブラックゴールド |
全長(mm) | 2105 |
全幅(mm) | 765 |
全高(mm) | 1135 |
シート高(mm) | 810 |
乾燥重量(kg) | 158 |
総排気量(cc) | 399 |
最高出力 | 27PS/7,000rpm |
最大トルク | 3.0kgf・m/6,500rpm |
エンジン形式 | 空冷・4ストローク・単気筒・SOHC |
燃料供給方式 | キャブレター |
燃料タンク容量 (L) | 12 |
「日本車の中で一番優れたクラシックバイクを選べ」と言われたら「SR400だ」と答える人は多いはず。
400ccクラシックバイクに乗りたいなら、とりあえずSR400にしておけば後悔することはまずないでしょう。それほどに人気があるロングセラー車種です。
SRの歴史は古く1978年にデビューして排ガス規制に対応しながらなんと2021年まで生き延びました。
まさに日本の中のベストクラシックバイクと言えるでしょう。
SR400はトラッカーになるはずだった!?
SR400がデビューした1978年より2年前に、XT500というビッグシングルのオフロードバイクがありました。
当時のアメリカ市場の要望でXT500のエンジンを使ったトラッカー制作の計画があり、そのバイクがSRになるはずでした。 しかしここでドラマが起こるのです。
1977年とある日本国内のバイクビルダーが、XT500のエンジンを使ったオンロードモデルを自作して、日本国内の耐久レースに出場して好成績をあげました。
そのバイクは[ロードボンバー]と呼ばれ、バイク好きの中で当時かなり有名でした。
ある日、とある雑誌が「ヤマハからロードボンバーが正式に発売される!?」という飛ばし記事を掲載。
その結果、ヤマハに問い合わせが殺到。
この騒動からヤマハはトラッカーにしようと思っていたSRのコンセプトを大幅に変更することになり、現在のSRのコンセプトで1978年にSR500とSR400を発売することになったのです。
トラッカーのまま発売していたらSRはきっとロングセラーにはならなかったことでしょう。
発売後は小変更を繰り返し、排ガス規制に対応しつつ大きく形を変えないまま2021年まで販売され続けました。
名車の中の名車、それがSR400というバイクです。
ちなみに最終モデルまでセルフスターターをつけなかったという、なかなか硬派なバイクでもあります。
中古価格
9651台のデータを集計した結果、SR400の2022年8月時点での平均中古価格は743,462円となっています。
2021年末は78万円弱くらいまで上がっていましたが、2022年に入ってからは価格が少しずつ下がって来ています。
2021年に生産終了して、今後価値が上がっていく可能性もあるので要チェックですね。
SRX-4(SRX400)/Yahama【必要な性能だけを追求した硬派なクラシックバイク】
型式 | 1JL |
---|---|
メーカー希望小売価格(税抜) | 498,000円 |
カラー | ファインシルバー |
全長(mm) | 2085 |
全幅(mm) | 705 |
全高(mm) | 1055 |
シート高(mm) | 760 |
車両重量(kg) | 168 |
総排気量(cc) | 399 |
最高出力 | 33PS/7,000rpm |
最大トルク | 3.4kgf・m/6,000rpm |
エンジン形式 | 空冷・4ストローク・単気筒・SOHC |
燃料供給方式 | キャブレター |
燃料タンク容量 (L) | 15 |
1985年発売。
販売が低迷してきたSR400に代わり、後継機種として開発されたバイクがSRX-4です。
ベースとなったエンジンはXT400のものなので、車両のベースが直接SR400という訳ではありません。 (SR400はXT500をベースにSR500と一緒に開発されたのでルーツが別)
SRX-4はSR400と従妹のような関係のバイクなのです。
1985年は「フルカウルでないバイクはバイクではない」と言われるほど、フルカウルバイクの人気絶頂の時代でした。
しかし「わかる人に分かれば良い!本当に必要最低限のシンプルな機能だけを備えたバイクを作りたい!」という開発陣の思いからSRX-4は誕生しました。
その後1991年モデルを最後に販売終了になりますが、その理由は皮肉にもSRの保護のため。
SR400の後継機種として誕生したSRX-4ですが、歴史の長いSR400をメーカーは延命させたいと考えました。
そのため後から発売されたSRX-4が先に廃盤になる、という悲しい結末に。
ですがコンセプト通りSRX-4は一定数のコアなファンに愛され続けた、マニアックなクラシックスポーツバイクだと言えます。
中古価格
SRX400の2022年8月時点での平均中古価格は448,683円となっています。
2021年1月は41万円ほどだったので、3万円ほど高騰しています。
2021年10月に38万円ほどまで一時的に値下がりして再び値上がりし、2022年に入ってからは44~45万円くらいで安定しています。
W400/Kawasaki【漢カワサキの女性向けクラシックバイク】
型式 | BC-EJ400A |
---|---|
メーカー希望小売価格(税抜) | 599,000円 |
カラー | エボニー |
全長(mm) | 2175 |
全幅(mm) | 855 |
全高(mm) | 1115 |
シート高(mm) | 765 |
乾燥重量(kg) | 193 |
総排気量(cc) | 399 |
最高出力 | 29PS/7,500rpm |
最大トルク | 3.0kgf・m/6,000rpm |
エンジン形式 | 空冷・4ストローク・並列2気筒・SOHC |
燃料供給方式 | キャブレター |
燃料タンク容量 (L) | 14 |
1999年に発売されたW650の400cc版として、2006年にデビューしたのがW400です。
W650は1966年に発売されたW1というカワサキの名車をリメイクしたバイクで、カワサキが最も力を入れたクラシックバイクです。
そしてカワサキの中で一番ヒットしたクラシックバイクでもあります。
W650が売れているのに、わざわざ400ccバージョンを作った理由は、女性のバイク人気が高まってきたことから、400ccで女性の需要を取り込みたかったからです。
発売当時の広告には女性が多数起用されているのが証拠です。
その後2009年に販売終了になるまで生産され続けました。
現在は中古市場でも手を出しやすい車両と言えます。
ヤマハのSR400と並んで400ccクラシックバイクの中で、W400は一押しモデルです。
中古価格
W400の2022年8月時点での平均中古価格は698,063円となっています。
2021年1月は54万円ほどだったので、15万円ほど高騰しています。
ただ、2021年末は71~72万円ほどだったので、ここ数か月は70万円前後で安定しています。
テンプター/Suzuki【スズキの打倒SR400の解答】
型式 | NK43A |
---|---|
メーカー希望小売価格(税抜) | 469,000円 |
全長(mm) | 2110 |
全幅(mm) | 730 |
全高(mm) | 1040 |
車両重量(kg) | 173 |
総排気量(cc) | 396 |
最高出力 | 27PS/7,000rpm |
最大トルク | 3.0kgf・m/5,000rpm |
エンジン形式 | 空冷・4ストローク・単気筒・SOHC |
燃料供給方式 | キャブレター |
燃料タンク容量 (L) | 12 |
スズキはSR400の成功をただ見ていた訳ではなく、満を持して1997年に発売したバイクがテンプターというバイクです。
ベース車両はサベージ400というシングルエンジンを搭載したアメリカンバイク。
ヤマハのSR400は、XT500というオフロードバイクのエンジンを採用しました。
対してスズキはアメリカンの重厚感のあるエンジンを採用。バイクのデザインはイギリスのクラシックバイクの特徴を参考に設計しています。
売り出せばヒットしそうなものですが、発売当時はそれほど人気が出ませんでした。理由はライバルのSR400が強すぎたから。
現在から見直してみると、足廻りやブレーキメッキ等の仕上げは上質なバイクです。
そのため最近は評価が見直されています。
2022年現在テンプターは中古市場で値上がりしているので、発売したのが早すぎたということでしょう。
テンプターは今から見ても魅力的なクラシックバイクの一台です。
中古価格
テンプターの2022年8月時点での平均中古価格は468,500円となっています。
2021年1月は32万円ほどだったので、14万円ほど高騰しています。
2021年9月ごろからぐっと値上がりした後、2022年4月ごろには40万円を切りましたが再度高騰してきててきました。
GB400TT/Honda【ホンダの打倒SRの一手】
型式 | NC20 |
---|---|
メーカー希望小売価格(税抜) | 439,000円 |
カラー | ブラック |
全長(mm) | 2100 |
全幅(mm) | 690 |
全高(mm) | 1060 |
シート高(mm) | 780 |
車両重量(kg) | 168 |
総排気量(cc) | 399 |
最高出力 | 34PS/7,500rpm |
最大トルク | 3.4kgf・m/6,000rpm |
エンジン形式 | 空冷・4ストローク・単気筒・SOHC |
燃費 | 45.0km/l(60km走行時) |
燃料供給方式 | キャブレター |
燃料タンク容量 (L) | 17 |
1985年にホンダが発売した打倒SRバイク第一弾がGB400TTツーリストトロフィーです。
XR400からエンジンを流用しセルとオートデコンプを搭載した、クラシックバイクながら高性能を歌った意欲的なモデル。
ですが時代はフルカウルのレーサーレプリカ一辺倒。
GB400TTはSR400のような独特な立ち位置を狙うも、高性能に設計したため発売当時は中途半端と評価されました。
レトロなクラシックバイクか、高性能なレーサーレプリカか、どちらかのわかりやすい魅力が評価された時代だったのです。
その結果、GB400TTは短いモデルライフで廃盤という結果になってしまいました。
現在はクラシックバイク人気から評価は見直され、乗りやすい高性能なミドルクラシックバイクとして再認識されています。
発売当時はセルフスターターがついている高性能クラシックバイクはヒットしない時代だったのですね。
中古価格
GB400TTの2022年8月時点での平均中古価格は737,533円となっています。
2021年1月は29万円ほどだったので、44万円ほど高騰しています。
2021年9月から10月で22万円ほど急騰し、2022年2月に83万円と最も高くなりました。今は少し値下がりをして、70万円前後で落ち着いてきています。
CL400/Honda【ホンダの打倒SRの次作はセミアップマフラー】
型式 | NC38 |
---|---|
メーカー希望小売価格(税抜) | 448,000円 |
カラー | シエナゴールドメタリック |
全長(mm) | 2175 |
全幅(mm) | 825 |
全高(mm) | 1135 |
シート高(mm) | 795 |
車両重量(kg) | 155 |
総排気量(cc) | 397 |
最高出力 | 29PS/7,000rpm |
最大トルク | 3.5kgf・m/5,500rpm |
エンジン形式 | 空冷・4ストローク・単気筒・SOHC |
燃費 | 36.0km/l(60km走行時) |
燃料供給方式 | キャブレター |
燃料タンク容量 (L) | 12 |
1998年にHondaの打倒SR400の2作目として登場したCL400。
CL400はセミアップマフラーを搭載した、スクランブラースタイルのクラシックバイクです。
存在感を出すために左右2本に振り分けた凝ったマフラーが特徴的な意欲作でしたが、SR400の牙城は崩せず。
発売当時はヒットしませんでした。
シティ派スクランブラーとして優秀なデザインのバイクなので、現代では評価され直されています。
中古価格
CL400の2022年8月時点での平均中古価格は441,875円となっています。
2021年1月は32万円ほどだったので、12万円ほど高騰しています。
2021年11月から45万円前後で安定しているので、直近で大幅に下落する見込みはありません。
CB400SS/Honda【ホンダの打倒SRの執念】
型式 | BC-NC41 |
---|---|
メーカー希望小売価格(税抜) | 459,000円 |
カラー | パールアトランティスブルー |
全長(mm) | 2165 |
全幅(mm) | 780 |
全高(mm) | 1125 |
シート高(mm) | 790 |
車両重量(kg) | 153 |
総排気量(cc) | 397 |
最高出力 | 29PS/7,000rpm |
最大トルク | 3.2kgf・m/5,500rpm |
エンジン形式 | 空冷・4ストローク・単気筒・sOHC |
燃費 | 39.0km/l(60km走行時) |
燃料供給方式 | キャブレター |
燃料タンク容量 (L) | 11 |
2001年にCL400に続くホンダの打倒SRバイクとして、CB400SSというシングルスポーツが発売されました。
今度は【クラシックバイクの原点回帰】というコンセプトでSR400に習い、セルフスターターは採用せず。(その後、2003年のマイナーチェンジでセルスターターを搭載します)
狙いがようやく当たり、ロングセラーとなりました。
ホンダの400ccクラシックバイクとしてはある程度成功し2008年まで製造されました。
SR400よりもパワーがあり振動が少ないエンジンが評価された結果ですね。
中古価格
CB400SSの2022年8月時点での平均中古価格は556,084円となっています。
2021年1月は35万円ほどだったので、20万円ほど高騰しています。
2021年末に60万円ほどまで値上がりしましたが、直近数か月は55万円前後で安定していますね。
GB350/Honda【36年越しに実現した打倒SRの夢】
型式 | 2BL-NC59 |
---|---|
メーカー希望小売価格(税込) | 550,000円 |
カラー | マットジーンズブルーメタリック |
全長(mm) | 2180 |
全幅(mm) | 800 |
全高(mm) | 1105 |
シート高(mm) | 800 |
車両重量(kg) | 180 |
総排気量(cc) | 348 |
最高出力 | 20PS/5,500rpm |
最大トルク | 3.0kgf・m/3,000rpm |
エンジン形式 | 空冷・4ストローク・単気筒・SOHC |
燃費 | 49.5km/l(60km走行時)、41.0km/l(WMTCモード値) |
燃料供給方式 | フューエルインジェクション |
燃料タンク容量 (L) | 15 |
2021年にクラシカルテイストのシングルスポーツとしてホンダから発売されたのがGB350。
あまりの人気に予約しても納車まで数ヶ月待ちになるなど、ホンダの日本国内シェアをかなり押し上げたヒットモデルのため名前や画像を目にした方も多いと思います。
ベースとなったバイクはインド市場向けのモデル【ハイネスCB350】で、その日本向けモデルがGB350です。
日本国内で【GB】という記号は、クラブマンやツーリストトロフィーなどが思い出されますね。
今回のバイクはスタイリングからCBよりもGBの方が相応しいと判断され、GB350という名前が付けられました。
ホンダは長い間、SR400の牙城を崩そうとして中型のシングルスポーツモデルを投入してきました。
SR400が排ガス規制で廃盤になるというタイミングだったとはいえ、GB350はホンダが中型クラシックバイク市場で圧勝した初めてのバイクと言えます。(SR400は2021年1月生産終了)
デザインはレトロなクラシックバイクですが、現代のバイクらしくトラクションコントロールやABSも装備されていて、隙のない設計です。
2022年現在、新車の中型クラシックバイクが欲しい人はGB350一択と言えるでしょう。
中古価格
GB350の2022年8月時点での平均中古価格は817,877円となっています。
2021年6月は60万円ほどだったので、21万円ほど高騰しています。
販売してから日が浅いですが、新車の納入が遅れていたので価格が高騰していました。ただ、新車の供給が戻れば価格は落ち着いてくるでしょう。
CB400FOUR/Honda【ノスタルジックインラインフォー】
型式 | NC36 |
---|---|
メーカー希望小売価格(税抜) | 579,000円 |
カラー | キャンディフェニックスブルー |
全長(mm) | 2130 |
全幅(mm) | 780 |
全高(mm) | 1090 |
シート高(mm) | 790 |
車両重量(kg) | 210 |
総排気量(cc) | 399 |
最高出力 | 53PS/10,000rpm |
最大トルク | 4.1kgf・m/7,500rpm |
エンジン形式 | 水冷・4ストローク・並列4気筒・DOHC |
燃費 | 34.7km/l(60km走行時) |
燃料供給方式 | キャブレター |
燃料タンク容量 (L) | 15 |
1997年発売。
誰もが知っている名車CB400SFを、ノスタルジックなコンセプトに振ったバイクがCB400FOURです。
CB400FOURはクラシックバイクのルーツ、イギリス製カフェレーサーデザインの香りがするバイク。
直属のデザインコンセプトは初代のCB750。
後ろから見た4本出しのマフラーが証拠ですね。4本のマフラーは集合しておらず完全に独立した4本出しです。
エンジンは空冷エンジンに見えますが、パワーを低中速に振った水冷エンジンなのです。
フィンのデザインでうまく空冷エンジン感を表現しています。
クラシックバイクの紹介という意味では、4気筒水冷エンジンのバイクは番外編と言えるかもしれません。
ですがデザインが特に優れているので、中型クラシックバイクとしてCB400FOURは外せないと思います。
中古価格
CB400 Fourの2022年8月時点での平均中古価格は466,889円となっています。
2021年1月は57万円ほどだったので、11万円ほど値下がりしています。
ただし、良い個体の球数が減ってきているため、状態などで大きく価格が変動するので参考程度にしておきましょう。
クラシック350/ロイヤルエンフィールド【タイムレスクラシックバイク】
カラー | ブラック |
---|---|
全長(mm) | 2200 |
全幅(mm) | 800 |
全高(mm) | 1100 |
シート高(mm) | 800 |
乾燥重量(kg) | 183 |
総排気量(cc) | 346 |
最高出力 | 14.6kw/5,250rpm |
最大トルク | 28N・m/4,000rpm |
エンジン形式 | 空冷・4ストローク・単気筒・OHV |
燃料供給方式 | キャブレター |
燃料タンク容量 (L) | 14.5 |
2010年発売。
ロイヤルエンフィールドは元祖クラシックバイクのモデルとなる「コマンド」を作ったノートンに次ぐ、イギリスの歴史のある老舗バイクメーカーです。
ロイヤルエンフィールドのクラシックというモデルは、2008年に発表されました。
1948年に登場した【モデルG2】のデザインを復刻させた形でのデビューでした。
▲画像はG2バレット(1954年式)引用元
まさにこれこそクラシック!と言えるデザインは一度、見ると忘れられないと思います。
実際にクラシック350を生で見ると、「古いバイクを維持しているんだな。旧車好きかな?」「いやまて。よく見るとインジェクションだ。じゃあ新しいバイクなんだ。」と驚きますよ。
クラシックバイクというよりはクラシックそのもの、といえばわかりやすいでしょうか。
価格は輸入車にしてはリーズナブルで、新車で60万円前後で手に入ります。
クラシック350は魅力的でリーズナブルなバイクなのです。
中古価格
クラシック350の2022年8月時点での平均中古価格は682,400円となっています。
2021年1月は74万円ほどだったので、6万円ほど値下がりしています。
直近では63~68万円ほどで変動しているので、購入を検討してる人は注意深くチェックしておくと良いでしょう。
まとめ:「バイクはデザイン!でも鼓動感も欲しい」な人は、400ccクラシックバイクがオススメ
今回は400ccクラシックバイクの選び方やおすすめ車種紹介をしてきました。
400ccには魅力的なモデルが多数あるので、気になるバイクがあった方はぜひバイクショップに足を運んでみてくださいね。
また、乗り換えの際は弊社で運営するカチエックスを使うと、写真だけで全国の業者にネット上で査定を申し込めます。
面倒な連絡は専任スタッフが全て代行するので、手間なく早く売りたい方にはおすすめですよ。
- 査定してもらうために、何店舗も回るのはめんどうだな
- 一括査定に申し込むと、いろんな業者から電話がかかってきて嫌だな
- 買いたたきや価格交渉も苦手だな
カチエックスなら、こういった心配は一切いりません。
愛車の写真を撮って送るだけで、最大17社から入札が入り、最短翌日に最高額がわかります。
売却を決めるまで、業者とのやりとりはなく、もちろん電話ラッシュもありません。
ネット完結のサービスなので、引き取り時の減額や価格交渉もありません。
業者とのやりとりや価格交渉は全てあなた専任の担当スタッフが代行します。
ストレスなくバイクを売却したいときは、ぜひカチエックスにお任せください。
- 初心者のためのバイク選びがコンセプトのブログ[永世ライダー]運営中
- また同じコンセプトでツイッターも運用中
- 運営ブログ:永世ライダー
- ブログURL:https://yoshinopapa.com/
- Twitter:https://twitter.com/yoshino__papa