「THE・バイク」という王道のルックスと乗りやすさを兼ね備えたネイキッドバイクは、多くのライダーから人気を集めています。
今回は150人のライダーにアンケートを取り、排気量別のおすすめネイキッドバイクを13車種ピックアップしました。
「ネイキッドバイクが欲しいけど、どれを買ったらいいか分からないな…」と思っていた方は参考にしてみてください。
目次
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そもそもネイキッドバイクとは？
そもそもネイキッドバイクとはどういう意味なのか解説していきます。ちなみに「もう知ってるよ」という方は先に進んでいただいて構いません。
結論、ネイキッドとは英語で「裸」という意味。
つまりネイキッドバイクとは、カウルなどの余計な装備をそぎ落としたバイクのことを指します。
ストリートファイター、スクランブラー、モタードなど、様々なバイクの原型とも言えるのがネイキッド。いわば、元祖とも言うべき存在なのです。
ネイキッドバイクのメリット
ネイキッドバイクのメリットは下記のとおりです。
アップハンドルで乗りやすい
ネイキッドバイクの特徴はアップハンドル。
自然なライディングポジションを取れるので、長時間乗っても疲れにくい乗りやすさがありますね。
THE・バイクというデザインがカッコいい
前述のように、ネイキッドはバイクの元祖とも言うべき存在。
近年、ネオクラシックと言われて人気のSR400やGB350などもネイキッドに含まれます。
THE・バイクと言う分かりやすいルックスのため、バイク乗りではない一般人からも「カッコ良い」と思われることが多いです。
バイク好き芸能人もネイキッドやクラシックバイクに乗っている人が多いですね。
持っていることで所有欲を満たせるのもメリットの1つです。
余計な装備がないので価格は安め
ネイキッドバイクは、スーパースポーツのようなカウルが無く、ツアラーバイクのようなサイドケースもありません。
余計な装備をそぎ落としたシンプルな仕様のため、比較的価格が安めなのが特徴。
初めてのバイクでいきなり高額出費は厳しい人にもオススメですね。
初心者でも扱いやすい
ネイキッドバイクはクセが無いので初心者でも扱いやすいです。
CB400SF（スーパーフォア）が教習車になっていることからも明らかですね。
ライディングポジションも自然で乗りやすく、操作もシンプル。バイクらしいデザインで万人受けするので、ファーストバイクにピッタリです。
カスタムがしやすい
ネイキッドバイクはカスタムがしやすいです。
- ツアラーっぽくサイドケースやバッグを付ける
- オフロードっぽくタイヤを変える
- マフラーやブレーキキャリパーなどのプチカスタムを施す
のように、自分好みに色々といじれるのも特徴ですね。
カスタムをすることで唯一無二のバイクになり、より所有欲を満たすこともできますよ。
ネイキッドバイクのデメリット
良いところがたくさんあるネイキッドバイクにもデメリットはあります。
種類が多くて選びづらい
ネイキッドバイクは人気で種類が多いというメリットがある反面、多すぎて選べないパターンもあります。
Goobikeでバイクカテゴリー毎の数を見てみると下記のような感じでした。
- ネイキッド：19,258（オールドルック：3,688）
- 原付スクーター：17,843
- 50cc以上スクーター：19,011
- アメリカン：7,371
- スポーツレプリカ：17,628
原付よりも多いって驚きですよね？ オールドルックのクラシックバイクを足すと、さらにネイキッドの種類は多くなります。
特に初心者はどんなネイキッドを選べばいいのか迷ってしまいそうですね。
風をもろに受ける
ネイキッドはカウル（フェアリング）が無いので、走行中の風をもろに体に受けます。
短時間の街乗りでは大した影響は無いですが、長時間のツーリングだと疲れを感じやすくなりますね。
なので、カスタムでウィンドシールドをつけて疲労を軽減しているライダーも結構います。
250ccクラスのおすすめネイキッドバイク5選
ここからは排気量別におすすめのネイキッドバイクをご紹介していきます。
まずは250ccクラスです。
CB250R
250ccクラスのネイキッドバイクで最も票を集めたのはCB250R。
カフェレーサーテイストのネイキッドバイクとして生まれたCB300Rを、日本仕様に排気量ダウンして生まれたモデルです。
おすすめする理由
デザインや色合いがとてもかっこよく、軽めなので初心者の方にもおすすめ出来るので。（男性、30代、173cm）シンプルなデザイン性があって乗りやすくてABSも付いているので（男性、50代、176cm）CB250Rはバイク初心者の方でも乗りやすさがよく、ホンダ独特の加速性能や安定性を兼ね備えた水冷単気筒エンジンがいい感じにバイクの良さを伝えてくれております。クイックにハンドルも取り扱うことができ、カーブとかの際にも安心して曲がれるように設計がされております。
ボディも軽量なので乗った時に感じる重さとかも他のバイクと比べると軽く感じます。（男性、50代、176cm）デザインが良く、軽くて走りも良いという万能選手で、バイク初心者にもオススメできる1台ですね。
バリオス
続いてはバリオス。
ZXR250が持つ超高回転ユニットをベースにした高圧縮比エンジンや、低回転、高回転全域で扱いやすさいスロットルポジションセンサー「K-TRIC」付きCVKD30キャブレターを搭載。
車名のバリオスはギリシャ神話に登場する神馬のことで、タンクにエンブレムが輝いています。
おすすめする理由
高馬力で車重が軽いことによる加速性や高回転エンジンからくる楽しさです。（男性、30代、170cm）足付きが良くスピードがありますし、見た目のかっこよさもいいバイクです。加速性も悪くなくて250ccでも十分に楽しく乗れるバイクに感じています。（男性、30代、168cm）エンジンも元気よく上まで回り、乗りやすいネイキッドモデル（男性、50代、172cm）バリオスのエンジンは高回転域までスムーズに回り、快適な加速を味わうことができます。
見た目もカッコよく、金額も手頃なので20代など若い方にも人気でしたよ。
レブル250
おすすめする理由
ヤマハ一筋だった私からするとホンダはCB子に代表される軟派っぽいイメージで敬遠してましたが、このレブル250は一目見て惚れました。デザイン、乗り味、街中での走り、ツーリング、機能性、経済性、すべておいて平均を上回り、乗る人を選びません。現在最高のユニセックスのマシンです。（男性、50代、165cm）シートが低めに作られているので、平均的な身長の女性でも乗りやすい。車体も軽めに作られていて、女性向け。（女性、30代、160cm）サイズ感がちょうどいい感じで軽量で取り回しやすくて、街乗りで乗りやすくてオススメです。スタイルもかっこいいし、乗りやすいので長距離走っても疲れないので、ツーリングでも活躍できます。人気車両なのでとてもカスタムパーツが多くて、個性を出しやすくてカスタムが楽しいという点もオススメできます。（男性、30代、174cm）国産クルーザーバイクとして爆発的にヒットしたレブル250は、足つきとデザインの良さから女性にも好まれています。
街乗りでも長距離ツーリングでも活躍する使い勝手のいいバイクですね。
ホーネット250
おすすめポイント
タイヤが太いため、高速での直進安定性が良く長距離ツーリングに適しているので。（男性、40代、173cm）倒し込みが軽く、ワインディングが最高に楽しい。（女性、30代、154cm）見た目が個性的でそれまでの同クラスとは明らかに異質で好みの見た目だからです。特に後輪のタイヤの太さがそそりました。また、当時大人気だったアイドル主演のドラマでもホーネットが登場し、そのサウンドなどから更に好きになりました。（男性、30代、182cm）極太タイヤで直進安定性が高く、カムギアトレーンが出す独特のエンジン音が魅力的なバイク。
「魔女の条件」というドラマでジャニーズの滝沢秀明が乗っていた印象を持っている人もいましたね。
VTR250
続いてはVTR250。
1997年の東京モーターサイクルショーで参考出品されたのが好評となり、1998年に満を持して発売となりました。
ゼルビスやVツインマグナと同じ水冷V型2気筒エンジンとワイドレシオの5段ミッションを搭載。
力強い走りと独特な音が癖になるオシャレバイクです。
おすすめポイント
フレームのデザインなどイタリアンを思わせてオシャレ。街乗りでもツーリングでも似合う。取り回しがしやすく身長の低い人や女性でも気軽に乗れる。（男性、50代、163cm）Vツインエンジンを搭載することによって力強く安定した走りが実現出来ます。直線でのスピードの乗り具合はかなり気持ち良いです。少し丸みを帯びたデザインには、女性にもウケの良い可愛らしさがあります。磨かれたデザイン性でも気に入っています。（男性、30代、172cm）価格が手頃。乗りやすい。足つきが良い。燃費が良い。カスタムの種類が豊富。（男性、30代、180cm）Vツインエンジンがパワフルな走りを実現しているだけでなく、特徴的なフレームがデザイン性も高めています。
流線型のフォルムは女性からの人気も高いですね。
250ccネイキッドバイクについては下記でさらに詳しく解説しています。
関連記事
400ccクラスのおすすめネイキッドバイク5選
続いては400ccクラスのネイキッドバイクのおすすめを5車種ご紹介します。
CB400SF
400ccのネイキッドバイクから1台目に紹介するのはCB400SF。
「プロジェクトBIG-1」という新たなロードスポーツをホンダが開発している中で、コンセプトモデルとして発売されたCB1000SFの400ccバージョンとして登場しました。
エンジンの回転数に応じてバルブの開閉を調整するVTEC機構を搭載し、初心者でも快適に乗れる仕様になっています。
アニメ「ばくおん！！」で佐倉 羽音が乗っていたのはピンクのCB400SF SPEC3でしたね。
おすすめポイント
30年経っても色褪せない洗練されたデザイン。無駄にアクセルを開けたくなる官能的な4気筒サウンド。生産中止してしまうのが惜しまれる。（男性、50代、170cm）スペックが非常に高いので、街乗りはもちろん長距離のツーリングにも向いていますし、加速性も高く高速道路でも全く支障がないので、何をするにも乗りやすいバイクでおすすめです。（男性、30代、173cm）教習所で乗っていたバイクなので、初心者でも乗りやすい。ハンドルが高めの位置にあるので、長時間の走行でも疲れにくい。（女性、30代、160cm）デザイン性の高さとVTEC機構が奏でるサウンドに魅了されている人が多いです。
教習車としても使われているので、乗り心地に慣れているのも安心できますね。
SR400
続いては2021年に生産終了となったSR400。2021年に最も売れたバイクです。
1978年に発売となり、43年もの歴史を刻んだヤマハが誇る名車。
単気筒でトコトコ走る姿やSR特有のキックスタートも思い出をフラッシュバックさせますね。
おすすめポイント
単気筒のバイクで振動もなかなかありますが、何とも言えない味わいがあるバイクだと思っています。カウルもないので充分に風を感じることができます。（男性、40代、176cm）カスタマイズパーツが多く、自分好みにいじることができます。積載能力も高いですので一人キャンプもできるのがグッドです。（男性、40代、165cm）40年以上前から発売されているロングセラーモデルで、シンプルでクラシックなデザインが最高にかっこいいです。空冷単気筒エンジンで、トルクの力強さを楽しめます。残念ながら現在は終盤となってしまいましたが、人気モデルで中古でもタマ数が多いので、好みの子を選べます。（女性、20代、162cm）芸術ともいえる美しさが女性からも人気ですね。
カスタムパーツは全バイク中トップクラスを誇る多さなので、自分好みにいじれるのも所有欲をくすぐります。
ゼファーχ
続いでは1989年に爆発的ヒットとなったゼファーの2代目モデルであるゼファーχ。
見た目のレトロ感は残しつつも、2バルブから4バルブに変わり燃焼効率がアップ。
ピストン・クランクも新設計になり、エンジン出力も7馬力もアップ、ハンドルや吸排気も変更と言うフルモデルチェンジ並みの進化を遂げました。
おすすめポイント
まずカッコいい。そしてよく走る。空冷エンジンによるシャープな吹け上がりも良い。常用域での豊かなトルクも良いです。軽快でスポーティーな走りを楽しむ事が出来ます。（女性、40代、160cm）カワサキのバイクはもともと好きですが某アニメに登場していたこともありなおさら好きになりました。（男性、50代、176cm）空冷並列4気筒エンジンを搭載している上にフットワークが非常に軽いから。（男性、40代、169cm）XJR400
おすすめポイント
規制前のゼファーを所有していた事もあるのですが馬力が46で速度も遅く物凄く不満な1台だったのですが、XJRは53馬力でふけ上がりも良く物凄く乗りやすいバイクでした。すごく軽い感じで乗っていて疲れを感じさせないので長距離も全く問題ないです。乗りやすくわりと攻められるので初心者からベテランまで楽しめる1台だと思います。（男性、50代、178cm）とにかく乗り易く、免許取立ての方にもおすすめできるエントリーモデルだと思います（男性、30代、172cm）エンジン出力特性がマイルドで乗りやすい。シート高もそれほど高くなく、身長が低い自分でも足つきは充分で安心感があった。（男性、50代、163cm）ZRX400
続いてはZZR400をベースにした399cc水冷直列4気筒エンジンを搭載したスポーツネイキッドZRX400。
おすすめポイント
スタイルの良いデザイン性は美しくて好みです。シート下の荷物入れの容量が結構多いのも良いです。カーブを曲がりやすく、安定した走行が可能になって良いです。揺れも少なく、運転に疲れません。（男性、30代、172cm）やはりKawasakiと言えば緑ですね。カッコいいマフラーをしていたので色も好き（男性、50代、175cm）400クラスの中ではタンクが大きく、かなりガッチリしたボディ。水冷なのでエンジン性能が高い。
正にネイキッドといったフォルム。（男性、30代、175cm）水冷エンジンの高い性能が特徴なのと、ボディがかなりガッシリしてるので揺れを感じづらく安定して走行できます。疲れを感じにくいのはメリットですね。
ネイキッドには珍しくメットイン容量が大きめで、荷物を多めに持っていくことが多い人にもおすすめです。
400ccネイキッドバイクについては下記でさらに詳しく解説しています。
大型（401cc以上）クラスのおすすめネイキッドバイク3選
最後に大型クラスのおすすめネイキッドバイクを3車種ご紹介します。
CB1300SF
おすすめの大型ネイキッドバイク1代目はCB1300SF。
水冷4ストロークDOHC直列4気筒エンジンながら空冷式のような冷却フィンがついており、「いかにもバイクのエンジンらしい」とバイク乗りから評価されました。
※現在は冷却フィンはなくなっています
おすすめポイント
とにかくバランスが良く乗りやすいバイクです。車体は重いですが乗り出してしまえばバランスの良さから重さを全く感じさせずとても楽に乗りこなせます。トルクも馬力も必要にして十分備わっており、ツーリングでは快適に走れます。重いわりに燃費が良いのもいいですね。リッターバイクでこれだけバランスが良く仕上がっているバイクは他にありません。（男性、50代、151cm）大型だけど取り回しがしやすく、エンジンもマイルドなので乗りやすい。普段の足やツーリングでも使えるからです。（男性、40代、170cm）ホンダの直4ビッグネイキッド。現行の白バイにも採用されている。乗りやすくハイパワー。（男性、50代、172cm）大型なのに取り回しが良く、白バイにも採用されているほど。
デザイン性の高さ、機能の豊富さ、力強い走りなど全てのバランスが良いバイクです。
XSR700
続いてはXSR700。
並列2気筒688ccDOHCエンジン搭載のMT-07をベースに、ネオレトロスポーツとして登場しました。
カスタムを想定して、サイドカバーや前後のフェンダー、メーターが独立しており、フレームのリア部分までもボルトオン式となっています。
おすすめポイント
楽な姿勢をとりやすく、疲れない快適な走行が可能になる事に価値がある。シンプルながらも重厚感あるボディデザインも秀逸で良いです。（男性、30代、172cm）非常にレトロな外観デザインが優れており、1980年代のイメージカラーに愛着が持てるから。（男性、40代、169cm）シートが座りやすく、快適な走行ができて使えにくいのがポイントですね。
男心をくすぐるメカニカルなルックスも好きな人には非常にハマると思います。
CB1300SB
最後は高速走行を安定化させるためにハーフカウルを装着したCB1300SB。
6速ミッション、クルーズコントロール、トラクションコントロール、電子制御スロットルなど、走りの良さを追求したモデルです。
おすすめポイント
強い向かい風の時でもビクともしない安定感が素晴らしいです。（男性、40代、176cm）これ以上ない完成度のCBにハーフカウルを追加したその素晴らしいデザイン。（男性、50代、170cm）完成されたデザインと高速でもビクともしない走行性能の高さが魅力ですね。
ハーフカウルのモデルはそこまで好みではないですが、CB1300SBに関しては別格のカッコよさを感じます。
大型ネイキッドバイクについては下記でさらに詳しく解説しています。
ネイキッドバイクは初心者から玄人まで幅広くおすすめ！カスタムで個性を出すのもアリ
今回はネイキッドバイクの排気量別おすすめランキングをご紹介しました。
レトロでクラシカルな雰囲気は、バイク乗りじゃなくても思わず「カッコイイ」と声が漏れてしまいますね。
ぜひ今回の記事を参考にして自分に合うネイキッドバイクを見つけてみてください。
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