2021年1月にヤマハがSR400の生産をFinal Editionをもって終了するというアナウンスがありました。その直後からSR400の中古相場が異常な値上がりを見せたことは記憶に新しいですよね。そして、買取相場も同様に高騰していました。
この記事では、SR400中古相場とカチエックスでの買取価格のデータを調査し、SR400の相場がどう変化したかを解説していきます。
今後の値動きも予想しているため、買いどきはいつなのか、いくらで購入できるのかが判断できるようになるはずです。すでにSR400をお持ちの方は売りどきはいつなのか、今後の買取価格は上がっていくのかを予想する助けにもなるはずです。
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SR400の中古相場と買取相場の推移
ヤマハSR400は1978年から43年間も販売された超ロングセラーモデルです。2021年3月に生産終了しました。
上記のグラフは、48年間販売されたSR400の全モデルの中古価格と買取価格の相場となっています。
中古価格については2022年6月からの1年間で4万円ほど値下がりしています。 この1年間では大きなブレがなく緩やかに下っていますね。
買取価格についても2022年6月からの1年間で7万円ほど値下がりしています。
SR400は48年間も販売されていたので、モデルや年式によって大きく価値が異なります。 所有しているSR400をご売却の予定であれば、モデルと年式を確認しましょう。 中古販売価格が高いモデルは、高く売れる可能性も高いです。
直近の車体ごとの買取情報はSR400の買取相場をチェック！
それではモデルごとに大きくわけた場合の中古価格の相場を見ていきましょう
SR400〈RH16J〉(2018-2021)の中古相場の推移
SR400のデザインは48年間で大きな変更がないため、ぱっと見ではモデルの見分け方が難しいです。
最終モデルとなる2018〜2021年のSR400であるRH16J型の見分け方は主に
- キャタライザー改良
- チャコールキャニスターの装着
- 新設計マフラー
- 新型ECU」
の4点で、エンジン下部にキャニスターが付いているものはRH16J型として判断することができます。
中古相場の価格推移
中古価格は、2022年6月からの1年間で10万円値下がりしています。 ゆるやかではありますが、徐々に値下がりしているといえるでしょう。
ただし、ファイナルエディションや記念モデル、リミテッドモデルの中古販売価格はまだまだ高い状況です。
中古相場の今後の値動きは？
今後は同水準で安定するか、さらに少し下がる可能性があります。
通常モデルの場合、中古販売価格はかなり落ち着いているので、こだわりがなければそちらの購入をおすすめします。
一方でファイナルエディション、記念モデル、リミテッドモデルなどは未だに100万円を超える価格で販売されている車体も多くじっくり検討してからの購入がおすすめです。
SR400〈RH03J〉(2010-2017)の中古相場の推移
RH04J型SR400は、FI（フューエルインジェクション）車となって、2008年の生産終了発表から2年の歳月を経て復活したモデルです。FI車に特徴的な燃料ポンプが搭載され、O2センサーも追加されたため重量が増しています。
中古相場の価格推移
中古価格の相場は、2022年6月からの1年間で値上がりしていません。一時約67万円となった月もありますが、全体的にはかなり落ち着いていると言って良いでしょう。
中古相場の今後の値動きは？
今後も65万円前後で落ち着く見込みです。
最終モデルのRH16Jと比べると平均して25万円ほど安く販売されているので、「FI車が良いけど、高いSRはなあ・・」と思っている方には狙い目です。
フルカスタム車と「ヤマハ発動機創業60周年記念モデル」はかなり高い価格ですが、ノーマル車や通常モデルであれば40万円台でも購入できます。
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【無料】査定スタートSR400〈RH01J〉(2001-2009)の中古相場の推移
RH01J型SR400は、キャブレータ仕様最後のモデル。ディスクブレーキ、イモビアラーム、スロットルポジションセンサーが搭載されているのが特徴です。
中古相場の価格推移
中古価格の相場は、2022年6月からの1年間で値上がりしていません。一時約59万円になった月もありますが、全体的にはかなり落ち着いていると言って良いでしょう。
中古相場の今後の値動きは？
1年間で大きな値動きがないことから、今後も60万円前後で落ち着いて推移すると予想できます。
最終モデルのRH16Jと比べると平均して25万円ほど安く、次期モデルのRH03Jと比べるとほとんど変わらない平均価格なので、「キャブ車のSRでも新しめのほうが良い」と思う方の選択肢として最適です。
キャブ車はカスタムしやすいので、フルカスタム車の中古販売もかなり多いですし、フルカスタム車は100万円を超える車体もあります。フルノーマルは40万円台から購入できます。
SR400〈1JR/3HT〉(1986-2000)の中古相場と買取相場の推移
1JR/3HT型は、初代と比べ燃料タンク容量が12Lから14Lに増加、サイドスタンドが鍛造に、ディスクブレーキからドラムブレーキになっているのが特徴です。また、ステップの位置が後方に移動してややバックステップ気味になっています。
中古相場の価格推移
中古価格の相場は、2022年6月からの1年間で2万円ほど値上がりしています。
一時70万円を超えた月もありますが、今回紹介している期間よりも前は50万円台の時期もあったので、長い目で見ると今は値上がり切っている状態とも言えます。
中古相場の今後の値動きは？
今後も平均的には65万円前後で推移すると考えられます。
次期モデルのRH01Jよりも平均中古価格はやや高めです。販売されている車体もカスタム車がほとんどであることから、RH01Jよりもカスタム車として人気があるようです。
RH-1Jのほうが平均価格は安いですが、1JR/3HT型は状態によっては30万円台のものもあるので、安さ重視ならありです。
SR400(1978-1984)中古相場と買取相場の推移
初代モデルが登場した1978年から1984年までのモデルは、中古市場に出回っている在庫数もかなり少ないので、仕様が異なるモデルが存在しますが、まとめて紹介します。
見分け方としては、初代モデルの2H6型はクラブバーがありません。3X6型(SP)はキャストホイールを装着、34F型はラバーマウントウィンカーに変更されているなどの異なる点があります。
中古相場の価格推移
2022年6月からの1年間で19万円ほど値下がりしています。年々台数が減ってきてるので、価格のバラつきがあるので、価格のブレも仕方ありません。
約40年以上も前の車体でも、100万円を超える中古価格で取引されることもあります。
中古相場の今後の値動きは？
急激に値下がりしたというよりは、徐々に値下がりしているので、ここから急激に値上がりするということは考えにくいです。
SR400の人気もファイナルエディションの登場から2年が経過し落ち着きだしていると考えられます。
だからといって急激に値下がることも考えにくいので、ここからは適正な価格まで徐々に下がっていくといった印象です。
買取価格について
ここまで古いSRの場合、高く買い取ってもらえる可能性はかなり低いと思っていたほうが良いでしょう。
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今回はSR400の平均中古価格の推移とカチエックスでの平均落札額の推移、そして世代ごとのSR400の平均中古価格の今後の値動きについてご紹介しました。
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