THE・バイクとも言うべきスタイルが特徴のネイキッドは、多くのライダーに愛されていて、最も種類が多いバイクでもあります。
ただ、種類が多くて自由に選べる半面、「結局どれがいいんだろう?」となる人も多いはず。
そこで今回は150人のライダーにアンケートを取り、おすすめの400ccネイキッドバイクランキングTOP5を作成しました。
スペックからユーザーの口コミまで載せていくので、購入の際の参考にしてみてくださいね。
目次 [ 閉じる 開く ]
400ccネイキッドバイクのメリット5つ
おすすめを紹介していく前に、前提知識として400ccのネイキッドバイクのメリットを紹介していきます。
- 大型に負けないパワーがある
- ちょうど良いサイズ感
- 初心者や女性でも扱いやすい
- 大型に比べて値段が手ごろ
- リセールバリューが高め
大型に負けないパワーがある
CB400SFなど、400ccでも大型にも負けず劣らずのパワーを持っているバイクがあります。
扱いやすいのに、パワフルな走りも期待できるのが400ccネイキッドの魅力です。
ちょうど良いサイズ感
400ccのネイキッドバイクは大きすぎず、小柄な男性や女性でも扱えるちょうど良いサイズ感です。
大型まで行くとガレージから出すのも一苦労で、ツーリングの時くらいしか乗らない人もいます。
しかし、400ccのサイズ感なら街乗りでもバンバン乗れる快適さがありますよ。
初心者や女性でも扱いやすい
車重が重すぎず、取り回しが良く、デザインも豊富にラインナップされているのが400ccネイキッドバイクの特徴。
そのため、バイク初心者や女性でも扱いやすいのがメリットですね。
実際、YouTuberの八田えみりさんもCB400SFに乗っている動画を出していましたよ。
大型に比べて値段が手ごろ
大型になると100万円、200万円と3桁を大きく超える金額も多くなりますが、400ccのネイキッドバイクなら50万円以下で買えるものも多数あります。
経済的にも嬉しいですし、十分な所有感も得られるバランスの良さが魅力ですね。
リセールバリューが高め
400ccのネイキッドバイクは中型免許で乗れるため人気が高く、リセールバリュー(二次流通の金額)が高めなのが特徴です。
購入金額とほぼ変わらない買取額がでるケースもあるので、乗り換えの際に自己負担が少なくて済むのはメリットですね。
400ccネイキッドバイクのデメリット2つ
メリットが多い400ccネイキッドバイクですが、デメリットも理解しておくことで失敗するリスクを下げることができます。
維持費が多くかかる
250cc以上のバイクだと新車購入から3年後、その後は2年ごとに車検を受ける必要が出てきます。
また、自動車重量税や自賠責保険なども増えるので、維持費が多くかかってくるのは覚えておかないといけません。
結局、大型が欲しくなる可能性あり
バイク乗りなら「一度くらいは大型に乗りたい」と心のどこかで思っているものですよね。
実際、街中で自分よりも大きな排気量のバイクに乗ってる人を見ると引け目を感じる人も多いはず。
筆者の知り合いもGB350を新車購入しましたが、結局ハーレーを買うために1年ほどで売却しました。
「どうせ大型を買うなら、400ccを買わなきゃよかった…」と後悔する人がいるのは事実ですね。
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ではここからおすすめの400ccネイキッドバイクをランキング形式で5つ紹介していきます。
第1位:CB400SF(ホンダ)
400ccのネイキッドバイクから1台目に紹介するのはCB400SF。
「プロジェクトBIG-1」という新たなロードスポーツをホンダが開発している中で、コンセプトモデルとして発売されたCB1000SFの400ccバージョンとして登場しました。
エンジンの回転数に応じてバルブの開閉を調整するVTEC機構を搭載し、初心者でも快適に乗れる仕様になっています。
アニメ「ばくおん!!」で佐倉 羽音が乗っていたのはピンクのCB400SF SPEC3でしたね。
おすすめポイント
30年経っても色褪せない洗練されたデザイン。無駄にアクセルを開けたくなる官能的な4気筒サウンド。生産中止してしまうのが惜しまれる。(男性、50代、170cm)
スペックが非常に高いので、街乗りはもちろん長距離のツーリングにも向いていますし、加速性も高く高速道路でも全く支障がないので、何をするにも乗りやすいバイクでおすすめです。(男性、30代、173cm)
教習所で乗っていたバイクなので、初心者でも乗りやすい。ハンドルが高めの位置にあるので、長時間の走行でも疲れにくい。(女性、30代、160cm)
デザイン性の高さとVTEC機構が奏でるサウンドに魅了されている人が多いです。
教習車としても使われているので、乗り心地に慣れているのも安心できますね。
スペック表
最新型式 | 2BL-NC42 |
---|---|
メーカー希望小売価格(税込) | キャンディークロモスフィアレッド アトモスフィアブルーメタリック 928,400円 ダークネスブラックメタリック 884,400円 |
全長(mm) | 2080 |
全幅(mm) | 745 |
全高(mm) | 1080 |
シート高(mm) | 755 |
車両重量(kg) | 201 |
総排気量(cc) | 399 |
最高出力 | 56PS/11,000rpm |
最大トルク | 4.0kgf・m/9,500rpm |
エンジン形式 | 水冷・4ストローク・4気筒・DOHC4バルブ |
燃費 | 31.0km/l(60km走行時)、21.2km/l(WMTCモード値) |
燃料供給方式 | フューエルインジェクション |
燃料タンク容量 (L) | 18 |
中古価格
CB400SFの2023年2月時点での平均中古価格は1,140,382円となっています。
2022年2月時点では79.2万円ほどだったので、1年で34.8万円ほど高騰していますね。
生産終了に伴い、2022年末からグッと相場が上がっているので、購入を検討してる方は時期の確認は必要ですね。
第2位:SR400(ヤマハ)
続いては2021年に生産終了となったSR400。2021年に最も売れたバイクです。
1978年に発売となり、43年もの歴史を刻んだヤマハが誇る名車。
単気筒でトコトコ走る姿やSR特有のキックスタートも思い出をフラッシュバックさせますね。
おすすめポイント
単気筒のバイクで振動もなかなかありますが、何とも言えない味わいがあるバイクだと思っています。カウルもないので充分に風を感じることができます。(男性、40代、176cm)
カスタマイズパーツが多く、自分好みにいじることができます。積載能力も高いですので一人キャンプもできるのがグッドです。(男性、40代、165cm)
40年以上前から発売されているロングセラーモデルで、シンプルでクラシックなデザインが最高にかっこいいです。空冷単気筒エンジンで、トルクの力強さを楽しめます。残念ながら現在は終盤となってしまいましたが、人気モデルで中古でもタマ数が多いので、好みの子を選べます。(女性、20代、162cm)
芸術ともいえる美しさが女性からも人気ですね。
カスタムパーツは全バイク中トップクラスを誇る多さなので、自分好みにいじれるのも所有欲をくすぐります。
スペック表
最新型式 | 2BL-RH16J |
---|---|
メーカー希望小売価格(税込) | SR400 Final Edition Limited 74万8000円 SR400 Final Edition 60万5000円 |
全長(mm) | 2085 |
全幅(mm) | 750 |
全高(mm) | 1110 |
シート高(mm) | 790 |
車両重量(kg) | 175 |
総排気量(cc) | 399 |
最高出力 | 24PS/6,500rpm |
最大トルク | 2.9kgf・m/3,000rpm |
エンジン形式 | 空冷・4ストローク・単気筒・OHC2バルブ |
燃費 | 40.7km/l(60km走行時)、29.7km/l(WMTCモード値) |
燃料供給方式 | フューエルインジェクション |
燃料タンク容量 (L) | 12 |
中古価格
SR400の2023年2月時点での平均中古価格は726,336円となっています。
2022年2月は76万円ほどだったので、4万円ほど下落しています。
2022年初めから比べるとジワジワ相場が落ちてきてるので、売却を検討してる方は早めの行動がおすすめです。
第3位:ゼファーχ(カワサキ)
続いでは1989年に爆発的ヒットとなったゼファーの2代目モデルであるゼファーχ。
見た目のレトロ感は残しつつも、2バルブから4バルブに変わり燃焼効率がアップ。
ピストン・クランクも新設計になり、エンジン出力も7馬力もアップ、ハンドルや吸排気も変更と言うフルモデルチェンジ並みの進化を遂げました。
おすすめポイント
まずカッコいい。そしてよく走る。空冷エンジンによるシャープな吹け上がりも良い。常用域での豊かなトルクも良いです。軽快でスポーティーな走りを楽しむ事が出来ます。(女性、40代、160cm)
カワサキのバイクはもともと好きですが某アニメに登場していたこともありなおさら好きになりました。(男性、50代、176cm)
空冷並列4気筒エンジンを搭載している上にフットワークが非常に軽いから。(男性、40代、169cm)
スペック表
最新型式 | BC-ZR400C |
---|---|
メーカー希望小売価格(税込) | ファイナルエディション 655,000円 |
全長(mm) | 2085 |
全幅(mm) | 745 |
全高(mm) | 1100 |
シート高(mm) | 775 |
乾燥重量(kg) | 186 |
総排気量(cc) | 399 |
最高出力 | 53PS/11,500rpm |
最大トルク | 3.6kgf・m/9,000rpm |
エンジン形式 | 空冷・4ストローク・4気筒・DOHC4バルブ |
燃費 | 40.7km/l(60km走行時)、29.7km/l(WMTCモード値) |
燃料供給方式 | キャブレター |
燃料タンク容量 (L) | 15 |
中古価格
ゼファーχの2023年2月時点での平均中古価格は1,517,962円となっています。
2022年2月ごろは147万円ほどだったので、4.1万円ほど高騰していますね。
2022年後半から徐々に相場が上がって150万円を超えてきてます。空冷4発の希少価値も上がっているので、直近で相場が大きく下がる見込みはありません。
第4位:XJR400(ヤマハ)
おすすめポイント
規制前のゼファーを所有していた事もあるのですが馬力が46で速度も遅く物凄く不満な1台だったのですが、XJRは53馬力でふけ上がりも良く物凄く乗りやすいバイクでした。すごく軽い感じで乗っていて疲れを感じさせないので長距離も全く問題ないです。乗りやすくわりと攻められるので初心者からベテランまで楽しめる1台だと思います。(男性、50代、178cm)
とにかく乗り易く、免許取立ての方にもおすすめできるエントリーモデルだと思います(男性、30代、172cm)
エンジン出力特性がマイルドで乗りやすい。シート高もそれほど高くなく、身長が低い自分でも足つきは充分で安心感があった。(男性、50代、163cm)
スペック表
最新型式 | BC-RH02J |
---|---|
メーカー希望小売価格(税込) | XJR400R 662,550円 |
全長(mm) | 2085 |
全幅(mm) | 735 |
全高(mm) | 1085 |
シート高(mm) | 780 |
車両重量(kg) | 199 |
総排気量(cc) | 399 |
最高出力 | 53PS/11,000rpm |
最大トルク | 3.6kgf・m/9,000rpm |
エンジン形式 | 空冷・4ストローク・4気筒・DOHC4バルブ |
燃費 | 31.0km/l(60km走行時) |
燃料供給方式 | キャブレター |
燃料タンク容量 (L) | 20 |
中古価格
XJR400の2023年2月時点での平均中古価格は799,543円となっています。
2022年2月は86.7万円だったので、7万円ほど中古相場が下がっていますね。
2022年初めから徐々に平均価格が下がってるので、今後もジワジワと相場が下がっていく可能性はあります。
第5位:ZRX400(カワサキ)
続いてはZZR400をベースにした399cc水冷直列4気筒エンジンを搭載したスポーツネイキッドZRX400。
おすすめポイント
スタイルの良いデザイン性は美しくて好みです。シート下の荷物入れの容量が結構多いのも良いです。カーブを曲がりやすく、安定した走行が可能になって良いです。揺れも少なく、運転に疲れません。(男性、30代、172cm)
やはりKawasakiと言えば緑ですね。カッコいいマフラーをしていたので色も好き(男性、50代、175cm)
400クラスの中ではタンクが大きく、かなりガッチリしたボディ。水冷なのでエンジン性能が高い。
正にネイキッドといったフォルム。(男性、30代、175cm)
水冷エンジンの高い性能が特徴なのと、ボディがかなりガッシリしてるので揺れを感じづらく安定して走行できます。疲れを感じにくいのはメリットですね。
ネイキッドには珍しくメットイン容量が大きめで、荷物を多めに持っていくことが多い人にもおすすめです。
スペック表
最新型式 | BC-ZR400E |
---|---|
メーカー希望小売価格(税込) | 692,000円 |
全長(mm) | 2075 |
全幅(mm) | 745 |
全高(mm) | 1135 |
シート高(mm) | 770 |
乾燥重量(kg) | 187 |
総排気量(cc) | 399 |
最高出力 | 53PS/11,500rpm |
最大トルク | 3.8kgf・m/9,000rpm |
エンジン形式 | 水冷・4ストローク・4気筒・DOHC4バルブ |
燃費 | 不明 |
燃料供給方式 | キャブレター |
燃料タンク容量 (L) | 15 |
中古価格
ZRX400の2023年2月時点での平均中古価格は1型1,001,308円、2型1,059,515円となっています。
1型、2型ともに2022年入ってからは大きな価格変動は起きておらず、1~3万円前後で上下を繰り返しています。
人気車種でもあり、大きな下落は見込めないので、購入は好きなタイミングでして問題ないでしょう。
その他に票が入った400ccネイキッドバイク
ご紹介した5車種ほどではないですが、票が入った400ccネイキッドバイクも載せておきます。
- CB400SS(ホンダ)
- Z400FX(カワサキ)
- GSR400(スズキ)
- GSX400インパルス(スズキ)
- CB400SB(ホンダ)
- グラディウス400(スズキ)
- CBR400(ホンダ)
ぜひ参考にしてみてください。
【結論】最終的には直感で選べばOK!
ここまでおすすめの400ccネイキッドバイク5車種をご紹介しましたが、「結局どれがいいんだろう…」となる方もいるはず。
ただし結論、「最終的には直感で選べばOK」です!
細かい項目を比較して論理的に決める人もいれば、「なんとなく一番カッコいいと思うから」で決める人がいても全く問題ありません。
ちょっとくらい欠点があっても、直感的に惹かれたバイクなら後悔はしない可能性が高いので、迷ったら感覚に任せるのも良いですよ。
【2024年版】400ccのネイキッドバイクランキングTOP5:まとめ
今回は400ccネイキッドバイクのおすすめランキングTOP5をご紹介しました。
- 400ccネイキッドは機能的にもデザイン的にもバランスが良い
- 結局、大型が欲しくなる可能性は覚えておくべき
- 迷ったら直感で選んでも全く問題なし
価格も比較的お手頃で、性能面でも優れているバイクが多数ある400ccのネイキッドバイク。
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