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カワサキWの歴史やスペック、中古相場まで徹底解説 | バイク買いたい新書

カワサキWの歴史やスペック、中古相場まで徹底解説 | バイク買いたい新書

「4気筒とは違う美しいスポーツバイク」

バーチカルツインエンジンを搭載したクラシックスタイルのバイクがWシリーズです。

今回の記事では80年以上の長い歴史があるカワサキWシリーズの魅力を解説していきます。

この記事を読み終わるころにはWシリーズの魅力にハマって「カワサキといえばZ」というイメージが払拭されるかもしれませんよ。

中古相場や歴史や評判なども解説していきますのでぜひ最後までご覧ください。

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Wシリーズとは?

Wシリーズは1937年のメグロ製Z97型をルーツとして、1965年に発売された650-W1から現在まで脈々と思想が受け継がれているクラシックスタイルのバイクです。

2023年2月現在は

  • W800
  • W800 CAFE
  • W800 STREET
  • MEGURO K3

の4モデルがラインナップされています。

2020年11月に発表された「メグロブランド復活」のニュースはまだ印象に残っている方も多いのではないでしょうか?

これからカワサキにとってWシリーズがどれほど特別なモデルなのかをお伝えしていきます。

カワサキ初の大型バイク&世界戦略車

▲1965年式 650-W1

Wシリーズはただのクラシックバイクではありません。

カワサキがまだ小排気量のバイクしか作っていなかったころ、目黒製作所と合併して作った「カワサキ初の大型バイク」なのです。

「カワサキで最も成功したバイクは?」と言われれば「Z1だ」と答える人は多いのではないでしょうか?

▲1973年式 900SUPER4(Z1)

たしかにカワサキは4気筒のZ1が有名ですが、歴史はWシリーズの方が古いのです。

1970年代は北米で販売シェアを取れば、世界的にバイクメーカーのトップに君臨できる時代でした。

この時代背景の中でZ1よりも6年前に、W1はアメリカ市場に挑戦していたのです。

歴史上はW1よりもZ1の方が北米で成功したので、カワサキのイメージリーダーはZ1になりました。

しかしカワサキ初の世界戦略車としては、W1はカワサキのフラッグシップモデルだといえます。

ハーレーにも負けない不変の魅力【80年以上の歴史】

▲1937年式 メグロ製作所Z97型 

Wシリーズの直接のルーツは1965年に発売された650-W1です。

しかし真のルーツは、カワサキと合併する前の目黒製作所製Z97型だといえます。

理由はZ97型が進化した結果、650-W1が誕生したからです。

現在販売されているMEGURO K3と比べると、Z97型にはどこか親近感がわきますね。

長い間デザインが変わらないバイクジャンルに「アメリカン」があります。 アメリカンといえばハーレーダビッドソン。

ハーレーの誕生は1903年ですが、現在のクルーザーの形に落ち着いたのは1930年代です。

▲1936年式 初ナックルヘッドのハーレー 引用元:https://www.virginharley.com/history/history02/

アメリカンもWシリーズも同じ時代にデザインの形が決まってから、現代までほぼ形を変えていません。

1937年に基本的なスタイルが決まっていたWシリーズは、ハーレーにも負けない歴史があるモデルだといえるのではないでしょうか?

「戦前から魅力が変わらないバイクが、現在も国産の新車で味わえること」がWシリーズの大きな魅力なのです。

アメリカンもクラシックバイクも昔から基本的な形が変わらないところが、魅力が不変であることの証だといえます。

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今こそ見直されているクラシックバイク文化

▲1973年式 650RS(W3)

バイクの高性能化が激しかった時代の1974年に、Wの系譜は一度途切れます。

皮肉にもWシリーズの勢いを止めたのは、北米市場で成功したカワサキ900SUPER4(Z1)でした。

カタログスペックが高かったことやアメリカで爆発的な人気を獲得したことで、カワサキは「W」より「Z」を主力としてきました。

しかし1990年前後から高性能スポーツバイクのブームが衰退し、逆にZEPHYRなどクラシックなバイクが人気を取り戻しました。

▲1989年式 ZEPHYR

ブームが変わり1999年にW650が復活したあとは、現在まで途切れることなくバーチカルツインとクラシックバイクの魅力を伝え続けています。

年式で旧車・クラシック・ネオクラシックを楽しめる

W800は2016年にファイナルエディションが発表されて一度生産を終了しました。

しかし2019年にW800 CAFEとW800 STREETが発売、2000年にはW800が復活しMEGURO K3が発売されます。

「販売をあおるためのファイナルエディションだったのか?」と疑問に感じた人も多かったのではないでしょうか?

2016年のファイナルエディションは販売を伸ばすためのアナウンスではなく「クラシックバイクとしてのWシリーズは最後」の意味だったと筆者は考えています。

▲2016年式 W800 FinalEdition

2019年モデルから最新鋭の装備を施されたネオクラシックモデルになっていることが証拠です。

つまり2019年を境目にして、クラシックバイクからネオクラシックバイクに変貌を遂げたということ。

1974年以前のW1やW3は旧車なので、Wシリーズは年代によって3種類のバイクジャンルを味わえるのです。

なおこの辺りのジャンル分けは人によってあいまいなので、もっと詳しく知りたい人は別記事で詳しく解説しています。

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ジャンルの切り替え時期は1999年と2019年

Wシリーズのジャンルが切り替わるタイミングをまとめると下記の通りになります。

[旧車] 1974以前のモデルで650-W1・W3など ▼1967年式 650-W1SS

[クラシックバイク] 1999~2016年式のモデルでW650・W400・W800(2016年式まで) ▼2011年式 W800

[ネオクラシック] 2019年式以降のモデルでW800(2019年以降)やMEGURO K3 ▼2023年式 W800 STREET

3つのジャンルに切り替わってもデザインや魅力が変わらないことがWシリーズの特徴ですね。

Wシリーズの新車価格とスペック

(スペックは2023年式W800のもの)

型式8BL-EJ800E
メーカー希望小売価格(税込)1,199,000
カラーメタリックスレートブルー×メタリックディアブロブラック
全長(mm)2190
全幅(mm)790
全高(mm)1075
シート高(mm)790
車両重量(kg)226
総排気量(cc)773
最高出力52PS/6,500rpm
最大トルク6.3kgf・m/4,800rpm
エンジン形式空冷・4ストローク・並列2気筒・SOHC
燃費30.0km/l(60km走行時)、20.9km/l(WMTCモード値)
燃料供給方式フューエルインジェクション
燃料タンク容量(L)15

Wシリーズの中古相場

ここからはWシリーズの中古相場についてお伝えしていきます。

とはいえ、W800以外はかなり古くて価格のバラつきが大きいので、今回はW800のみの中古価格をご紹介しますね。

W800の中古相場

W800の2023年2月時点の中古相場は958,524円でした。2022年2月は約101万円だったので、5万円ほど下落してますね。

一時的に上がりましたが全体を通して下がっているので、今後もジワジワ相場が下がっていく可能性が高そうです。乗り換えなどで売却を考えている人はタイミングを逃さないようにしましょう。

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Wシリーズのカスタム

引用元:https://munenmusou.com/w800-customize

ここからはWシリーズのおすすめなカスタマイズを紹介していきます。

Wシリーズは完成されたスタイリングが売りのモデルです。 ほかのクラシックバイクやアメリカンバイクは「カスタムしてなんぼ」という雰囲気がありますが、Wシリーズだけは別。

多くのオーナーがノーマルのスタイルを大きく崩さずにカスタムを楽しんでいる稀有なモデルなのです。

そのためスタイリングを壊さない範囲のカスタムをおすすめします。

Wシリーズの代表的なカスタム事例

引用元:https://www.autoby.jp/_ct/17356164

Wシリーズは最初からスポーティーな味付けがされているので、走行性能には殆ど不満が出ないはずです。

そのためツーリング向きにバッグをつけたり、ワンポイントのドレスアップパーツをつけるカスタムが満足度が高いはずですよ。

Wシリーズの代表的なカスタムパーツ

ここからはパーツごとにおすすめのカスタムパーツを紹介していきます。

サイドバッグ&キャリア [2019年式以降向け]

▲サイドバッグ 59,500円(税別) Legacy Mサイズ 片側8L ブラックC-Bow キャリア用(左右セット) 引用元:https://www.autoby.jp/_ct/17356164

▲C-Bow サイドキャリア 31,000円(税別) クローム 引用元:https://www.autoby.jp/_ct/17356164

「Wユーザーのうち半分はサイドバッグを付ける」といってよいほどの定番カスタムです。

紹介したのはHEPCO&BECKER製のサイドバッグとステーで、価格は高めですが値段に恥じない上等な作りの製品です。

なおC-Bowサイドキャリアを車体へ取付の際は、グラブバーの取り外しが必要となります。

またバッグのデザインは下記の2タイプからも選べます。

▲ソフトバッグ 21,500円(税別) Street 片側22L C-Bowキャリア用(左右セット)

▲サイドケース 48,000円(税別) ORBIT 片側22L C-Bowキャリア用(左右セット)

メーターバイザー&ステー【2019年式以降向け】

▲MRA製 マウンティングキット バーハンドルマウント(φ22.2/25.4用) 4,800円(税別) 引用元:https://www.autoby.jp/_ct/17356164

▲MRA製 スタイルシールド クリア 7,300円(税別) 引用元:https://www.autoby.jp/_ct/17356164

「カフェスタイルは大げさだけど、ツーリング用にちょっとしたバイザーが欲しい」 そんなわがままな人にはうってつけのカスタムです。

ベベルギアカバー【1999~2016年式向け】

▲FORK製 ベベルギアカバーW 13,862円(税込) 引用元:https://www.webike.net/magazine/must-buy/must-buy-engine/12540/

東京大田区で伝統的な砂型鋳造法を主としたバイク用アフターパーツを製造・販売しているFORKのカワサキWパーツシリーズです。

Wの文字は往年の名車W1とW3の通称「Yカバー」が再現されています。

上記パーツは2016年式までのW800・650・400専用ですが、2019年以降のW800にも装着可能です。 (一部カワサキ純正部品が必要)

FORKではほかにも細かいドレスアップパーツを製造しているので興味がある人はチェックしてみてください。

Wシリーズの歴史

Wシリーズの歴史は大きく4つの時代に分かれます。

  1. 1924~1965年 メグロ創業からK1・K2・メグロ消滅まで
  2. 1965~1974年 650-W1からW3
  3. 1999~2016年 W650復活からW800ファイナルエディション
  4. 2019年~ W800 CAFE&STREETとMEGURO K3

街中で見かけるのはほとんどが1999年以降のモデルで、1974年以前は旧車となるためほとんど見かけません。

そのため多くの人は1999年以降のモデルを選ぶことになりますが、旧車モデルを知ることでWシリーズの魅力にさらにハマっていくはずですよ。

特に2020年に復活する「K」の記号が持つ意味に注目してください。

1924年 Wシリーズの礎を作った目黒製作所が創業

ホンダやスズキが誕生するよりはるか昔、1924年に目黒製作所(以下はメグロと標記)が創業します。

初めは部品製造を手掛けていましたが1937年に初のバイクZ97型を発売。

初モデルから大型で単気筒OHV498ccの堂々たる風格でした。このZ97型がすべてのWシリーズのルーツといえます。

第二次大戦中はバイクの製造を中断していましたが、メグロは戦後の1955年に並列パラレルツイン650ccのTシリーズセニアT1を発売します。

いよいよ現代のWシリーズのようなエンジンとスタイリングになってきましたね。

メグロ時代からスポーツ性能が高いバイクだった

1957年に開催された第2回浅間火山レースでメグロ製マシンは上位を独占しました。

Wシリーズはただ雰囲気を楽しむだけのクラシックバイクではなくスポーツ性の高いモデルです。

メグロ時代からレースで活躍していたことが、スポーツ性の高さのルーツとなっていたのですね。

1960年 スタミナK1【メグロのラストを飾ったKの元祖】

1960年に496cc並列2気筒のスタミナK1が発売されました。

498cc単気筒のZシリーズと650ccパラレルツインエンジンを積んだTシリーズを一本化して制作。

スタミナK1はメグロの集大成として制作されたモデルでしたが、メーカーとしては最後の大型スポーツバイクとなりました。

スタミナK1の「K」の記号は2020年に復活したMEGURO K3の「K」です。

1960年代になるとスズキやホンダの商品力が大幅に増して、メグロは経営難に追い込まれてカワサキと合併します。

1965年 カワサキ500メグロK2【カワサキ初の大型バイク】

経営難に追い込まれているメグロと小排気量バイクしか作れず商品力が弱いカワサキが合併します。

ここでメグロは消滅し「メグロ」のブランド名だけが残りました。

カワサキ500メグロK2はカワサキ初の大型車として1965年に登場。

スタミナK1をベースにして最高速度を145kmから165kmに、車体全体の耐久性も大幅に向上させました。

K2のあとの「K」のモデル名は2020年にMEGURO K3として復活するまで半世紀の間、温められることになります。

1965年 650-W1【Wブランド誕生】

カワサキ500メグロK2をベースに世界戦略車としてブラッシュアップさせ、1965年に650-W1が発売されました。

47馬力を発生させる624ccパラレルツインエンジンを搭載し、当時圧倒的な速さ(最高速度180km以上)を誇りました。

スポーツバイク層やメグロ時代からのファンも納得させる、初代Wシリーズとしての名に恥じぬ完成度ですね。

650-W1は発売後も開発の手を休めずに、次々にニューモデルを発売していきます。

■1968年 650-W1S(W1スペシャル)

  • キャプトンマフラー
  • ショートフェンダー
  • ツインキャブ
  • フロント19インチホイール
  • 53馬力
  • 速度表示220km/hフルスケールメーター

高速性能を高めた日本仕様モデルで高い人気を獲得。

■1968年 650-W2TT(スクランブラー)

海外向けの派生モデルでスクランブラー仕様。

「今からでもこのまま売り出したらヒットするのでは?」と感じる、令和の現代から見てもまとまっているデザインが魅力のモデルです。

■1971年 650-W1SA▼

  • W1シリーズの最終モデル
  • 現代的な右側ブレーキ・左側シフトに変更

以前のモデルは現在のバイクとは足のレバーの配置が逆でした。

650-W1SAは日本人には乗りやすいと大ヒット、W1の名前を一大ブランドにまで押し上げました。

1973年 650RS(W3)【旧車のW最終型】

W1をさらにブラッシュアップして登場した650RS(通称W3)は1973年に発売。

W1がヒットしたため、W3はフラッグシップ級の豪華な装備が奢られました。注目点はフロントダブルディスクブレーキです。

カワサキで最も有名なZ1の日本国内版750RS(Z2)ですらフロントブレーキはシングル。

ディスクブレーキすら珍しい時代にダブルディスクブレーキが採用されていたW3は、特に力が入ったモデルだったことがわかります。

歴史的には4気筒のZシリーズがカワサキの主力となったため、W3は1974年に生産終了。

1999年にW650で復活するまで、Wの系譜は一度途切れることになります。

1999年 W650【新時代Wシリーズの誕生】

「直4以外の新しいスタンダードスポーツバイクを作る」というコンセプトで1999年に登場したのが、バーチカルツインエンジンを搭載したW650です。

発売までにはメーカー内で紆余曲折がありました。

何しろ発売当時の1999年は、ヤマハからはYZF-R1が、ホンダからはCBR900RRが、それぞれ猛威を振るっていた時代。

カワサキ社内からは「レトロな速くないバイクを作るぐらいなら、早くZX-9Rをモデルチェンジさせろ!」という声が多かったようです。

カワサキのW650開発メンバーは「絶対このコンセプトは売れる!」という確信があったため、押し切って発売までこぎつけました。

見た目はWシリーズと酷似していますが、中身はかなり違います。

「旧Wシリーズよりもさらに美しいバイクを!」の思いから、OHVエンジンではなくベベルギアのエンジンを採用します。

ベベルギアとは、エンジン内部のピストンの上にあるバルブを制御する機構のこと。通常は駆動方式をチェーンにすることがほとんどですが、W650はシャフトを使うベベルギアを採用しました。

恐ろしいことに、W650のためだけにベベルギア製造工場を作ってしまう暴挙に出たカワサキ。

結果W650は無事にヒット、続けて発売したW400も販売が好調だったため、ベベルギア製造工場は経費を回収。W650とW400の成功で後継のW800の発売へこぎつけました。

2006年 W400【女性ライダー需要を狙い撃ち】

堅調な売上を維持していたW650の400cc版として、W400は2006年に発売されました。

メインターゲットを需要が増してきた女性ライダーとエントリー層に絞り開発。

カワサキのイメージといえば「漢カワサキ」です。カワサキはスクーターを扱わないメーカーなので、ユーザー層を広げるためには女性や初心者の人気も獲得したいところでした。

乗りやすさ向上のためにW650から排気量をただ下げただけではなく、シート高を低く抑えるなど取り回しにも配慮したモデルとなっています。

W400はW650と同じく堅実に販売台数を稼いだので、2009年に生産終了となるまで一定数の「女カワサキ」を生みました。

2011年 W800【新Wシリーズ成功で800に正常進化】

現代のスタンダードスポーツバイクとして、W650とW400でWシリーズは市民権を得ました。

W650とW400がヒットしたため、後継機のW800は予算を掛けて開発されて2011年に発売。

FI化を行い、空冷エンジンながら厳しい排ガス規制をクリア。デザインやコンセプトを大きく変えることなく正常進化させたニューモデルとなっています。

W800を発売した初年度は、2011年度上半期の販売台数がクラスナンバーワンになるほど順調な滑り出しでした。

販売促進にも抜かりはなく、メーカーオプションで「CAFEスタイル」のアクセサリーパーツも用意されてカスタム層の取り込みにも成功。

▲2011年式 W800(カウルとシートのオプションパーツ装着車) 引用元:https://kawasakiya.net/hpgen/HPB/entries/67.html

CAFEスタイルは評判が良かったため2019年には正式モデルに昇格します。

W800に進化後も売り上げは堅実でしたが、2016年に突然ファイナルエディションが発表され一旦生産を終了します。

2019年 W800 STREET/CAFE【2つのオリジナルスタイル】

2016年にW800が生産を終了してから、3年の歳月を経て「STREET」と「CAFE」の2モデル展開でWブランドは復活しました。

内容は現代的ネオクラシックの設計で、2016年に生産終了したW800からは多くの変更点があります。

  • ヘッドライトLED化
  • アシストスリッパークラッチ
  • ABS
  • リアブレーキディスク化
  • フロント18インチホイール
  • フレームの肉厚変更
  • 外装変更
  • ETC2.0標準装備
  • ハンドルポジション変更

特にポジションと細かいデザインが旧W800から変わっていて、さらに「STREET」と「CAFE」でも大きな違いがあります。

アップライトで高いハンドルのSTREET▼

ハンドルが低くミニカウルが付いたCAFE▼

スポーティーに乗りたい人とゆったりバイクを楽しみたい人の両方が、W800を楽しめるラインナップになっています。

クラシックバイクからネオクラシックへ進化

見た目が大きく変わらないので「ハンドルとカウルを変えただけのお色直しモデルチェンジでしょ?」と思ったら大間違いです。

2019年モデルはクラシックバイクからネオクラシックにコンセプトを変えたのです。

1999~2016年のWシリーズは、1960年代W1のスタイルを継承したクラシックバイクでした。

W800 CAFE/STREETは見た目はトラディショナルですが、中身は最新鋭でまさにネオクラシックの設計になっています。

W800 CAFE▼

W800 STREET▼

リアブレーキをディスク化したことでABSの義務化にも対応。

「空冷エンジンだけどこれからも永く販売を続けるぞ」という意思が伝わって来る設計になっています。

2020年にW800もネオクラシックになって復活

W800は2020年に復活して、2023年2月現在もラインナップを続けています。

見た目はほとんど変わっていないように見えますが、中身はW800 STREET/CAFEと同じネオクラシックに進化しています。

2016年に突然ファイナルエディションが発表されたのは「クラシックバイクとしてのW800は最後ですよ」という意味だったのです。

2020年 MEGURO K3【半世紀の時を超えて復活したK】

2020年11月にカワサキからMEGURO K3が突如発表されました。

ベースとなったのは新型W800で、ハンドルやホイールサイズなどバイクの根幹部分は共通。しかしエンブレムや各部デザインは大きく差別化されています。

  • 速度計のメグロの文字
  • タンクのデザイン
  • クラシックな専用パイピングシート

何より「メグロ」と「K」のブランドを復活させたのは、カワサキのWに対する思い入れの表れです。

なぜならすでにW800・W800 CAFE・W800 STREETの3つのモデルがあるにも関わらず、MEGURO K3を追加したから。

よほどの自信がないと派生モデルを4つもラインナップはできません。

K2発売から55年越しで復活したK3というストーリー性

2020年にMEGURO K3が発表されたときに、多くの人は「どうしてバイク界のビックニュースなのか?」とピンとこなかったはずです。

メグロとカワサキの関係性や、1960年代に発売されていたスタミナK1とカワサキ500メグロK2からの経緯を知らなければ無理はありません。

1965年のK2発売のあとメグロの名前はなくなりWシリーズとして発売されていました。MEGURO K3では55年もの歳月を経て「メグロ」と「K」が復活したことになります。

2019年からWの中身が新しくなったからこそ、さらにトラディショナルなイメージを前面に押し出したMEGURO K3が生まれたのだと筆者は考えています。

令和はWシリーズ史上で最も贅沢な時代

2023年2月現在は仕様違いで4種類のWシリーズが新車で選べる贅沢な時代です。

各モデルの基本的な性能は同じなので、好みのデザインで選べば問題ありません。

それぞれのモデルを一言でまとめます。

  • W800 [ネオクラシックバーチカルツイン]
  • W800 STREET [W1を彷彿とさせる60年代の象徴]
  • W800 CAFE [ジェントルなカフェレーサー]
  • MEGURO K3 [戦前のバイク文化の継承]

いつまで生き残れるかわからない空冷エンジンのWだからこそ「思い立ったら早めに行動」でぜひWシリーズに触れてみてくださいね。

乗り換え時には今のバイクを高く売るのも重要

今回はカワサキWシリーズについて、中古相場や歴史、ユーザーの評判をお伝えしました。

乗り換えを検討してる方は是非参考にしてみて下さい。

ちなみに乗り換えをする際は、 カチエックス をぜひ使ってみてください。

カチエックスなら写真だけで全国のバイク業者へと手間なくネット完結で売却が可能です。

全国のバイク業者から一番高い所を選ぶだけで、余計な交渉などはカチエックスのスタッフが代行。

バイクは基本的に保管してるだけでも価格が下がって行くので、一番高く売れる今のタイミングを逃さないようにしましょう。

価格に納得できなければキャンセルも可能ですので、まずはお気軽にお申込みしてみて下さいね。

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【この記事を書いたライター】よしのパパ