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【疲れない!】旅を楽にする長距離ツーリング向き大型バイク7選

【疲れない!】旅を楽にする長距離ツーリング向き大型バイク7選

自動車と比較するとバイクって長時間乗るにはあまり適さず、けっこう大変なんですね。

特に何日も移動し続ける長距離ツーリングの場合、乗るバイクによって疲れるバイク、疲れないバイクの差は大きいのです。

そこで今回はロングツーリングでも疲れ知らずの快適な大型バイクをご紹介していきます。

大型バイクは、小排気量のバイクと比べれば疲れないと言われていますが、それでも車のように2時間、3時間休憩なしに走り続けられるライダーは稀。

なるべく疲れない大型バイクを手に入れるにはどんなポイントを見るべきか理解して、ツーリングを再考に楽しんでいきましょう。

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そもそもバイクに乗ってて疲れてしまう理由

そもそもバイクに乗ってて疲れてしまう理由

そもそもバイクに乗っていて疲れる理由はなんでしょうか?

自動車(車)との比較になりますが、理由は4つあると考えます。

  1. 風に当たり続ける
  2. エンジンの微振動がダイレクト
  3. 長時間の同姿勢
  4. 狭い視野のための緊張感

簡単に説明していきます。

風に当たって走る続ける乗り物だから

バイクの一番の楽しさは風を感じる開放感なのですが、長い時間風に当たっていると疲れてきます。

長時間の走行は風が気持ちが良いのを通り越して「辛いな〜」と感じた経験はライダーならあると思います。

高回転のエンジンの振動をダイレクトに感じるから

バイクのエンジンは、自動車と比較すると高回転型です。

車のエンジンの回転数はせいぜい1分間に5000回転程度、対するバイクは10,000回転を超えて走行する場合もあります。

エンジンの回転数が高くなると、不快な微振動が発生します。

電車などに乗っている時の、ゆったりしたゴトン・ゴトン!という振動は心地よいものですが、高回転のビリビリ!というような連続した微振動は不快なもの。

この微振動が疲れる原因なのです。

同じ姿勢を長時間保つ必要があるから

走行中に長時間同じ姿勢を保たなければいけないバイクは、体がこわばりやすくなります。

バイクは車と違ってハンドルに手を添えていれば良い乗り物ではありません。手はハンドルをしっかり握り、常にスロットル(アクセル)の開度を一定に保つテンションも必要だからです。

足もしっかりとバイクのタンクにつけておく必要があり、いつでも段差などに対応できるテンションが必要。

同じ姿勢で常に体のどこかにテンションをかけている必要があり、ただ座っているわけではないので疲れやすいです。

視野が狭いため緊張感が高い乗りだから

車に乗っている時の横に広い視野と比較すると、バイクに乗っているときの視野は縦に長い視界になりやすいです。

バイクはヘルメットをかぶりますし、加速力の高いバイクは加速時のスピードによってさらに視界が狭くなります。

前方を広範囲に眺めて運転できる車と違い、バイクは側面(横)はよく見えず緊張感を感じやすいため疲れてしまいます。

疲れないバイクを選ぶ上で大事なポイント3つ

疲れないバイクを選ぶ上で大事なポイント

ここからは疲れないバイクの条件についてお伝えしていきます。

結論、バイクで疲れないための条件は、以下の3つを考えることにあります。

  1. 風対策
  2. 振動対策
  3. 乗車姿勢

一つずつ解説していきます。

①:風対策

1つ目は風に対する疲労軽減対策です。

「バイクで風を防ぐなら車のように屋根つきのバイクにしたら良いのでは?風も雨も来ないしね!」

と考えますが、見渡すかぎりそんなバイクはデリバリー用の3輪バイクしかありません。

バイクにとってできる対策は風防(カウリングフェアリングウインドシールドです。

密封した空間で風を遮断しなくても、ライダーの体にあたる風を少なくすることで疲労しにくくなります。

特にアップハンドルのバイクは、身体が立ち上がっているのでお腹にも風を受けやすいです。
なので小さめの風防でも効果は高いですよ。

大型の風防がついているバイクは間違いなく疲れないバイクです。

②:振動対策

先ほど微振動が疲れやすいと書きましたが、微振動とはエンジンを高回転にしたときに発生するビリビリっと連続した振動のことです。

微振動を解消するためにエンジン内部にエンジンバランサーなどをつけて、振動がライダーに伝わらない対策がほとんどのバイクには施されています。その中でも、より振動を抑える工夫がされている大型バイクは疲れないバイクと言えます。

また、振動を抑える対策としては、エンジンバランサー以外に多気筒化があります。

一般的なバイクの気筒数(シリンダーの数)は4気筒までですが、ツアラー仕様の大型バイクには6気筒エンジンもあります。

ちなみにハーレーなどの2気筒大型バイクは1気筒分のピストンが自動車よりも大きく(900ccもある車種もある)、なおかつ高回転型ではないエンジンが搭載されています。なので、微振動ではなく、馬に乗っているようなゆったりとしたゴトンゴトンという心地よい振動で疲れない工夫が例外的にされているんですよね。

60km/hの一般道走行ではエンジン回転数はわずか2,000回転ほど、まるでアイドリングのようなエンジン回転数でクルージングができてしまうのです。

大排気量の大型バイクだからできることですね。

③:乗車姿勢

長時間の走行では、乗車姿勢も重要です。

例えば、速く走ることに適したスーパースポーツバイク(SSバイク)の乗車姿勢は極端な前傾姿勢。この姿勢を維持して快適な速度域は一般道で走る速度の倍近く、つまりサーキットなどでのハイスピード走行です。

法定速度で走る場合、極端な前傾姿勢は腕・手首・首などの負担が大きくなるため、ツーリングには向いてません。

ツーリングで疲れない大型バイクの乗車姿勢は、少し前の方に腰をずらしてあげて乗ると、上体が立ち上がり疲れにくくなります。

ただ、風防がついていないバイクだと風の抵抗が強くなるので、速度を落とすのも手です。

ツーリングしていて疲れない大型バイク7選

ツーリングしていて疲れない大型バイク7選

長距離を走るツーリングで疲れない大型バイクを紹介していきます。

長距離ツーリングに出る大型バイクを考えた場合、単に大型バイクだからという選び方は 正しくありません。

先ほどお伝えした風対策、振動対策、乗車姿勢などを考慮して、最高に快適な大型バイクをご紹介していきますね。

①:HONDA ゴールドウイング【究極の和製ツアラー】

ゴールドウイングのエンジンは6気筒エンジンです。

バイクの場合、4気筒エンジンがマルチシリンダーエンジンとしては主流ですが、より振動を抑えて快適に走行するための6気筒エンジンの採用がゴールドウイングのメインコンセプト。

シルキー(絹のように滑らかなという意味)と表現されるように究極の滑らかなエンジンです。

ロングツーリングをより快適に楽しめる工夫は、ふんだんにあり、究極のNo. 1和製ツアラーであることは間違いありません。

タンデムのロングツーリングだって快適そのものですよ。

エンジン型式水冷水平対向6気筒
排気量1833cc
パワー最大馬力 126ps
車体重量366kg
シート高745mm
車体価格2,948,000円

②:HONDA CRF1100L アフリカツイン【あらゆる道をいける万能マシン】

ヨーロッパではツアラーといえばアドベンチャーツアラーが主流です。

HONDAのアフリカツインは、パリ・ダカールラリーで定評のあるエンジンを採用した国内では最強のオフロード用エンジン。オンロードだけではなく悪路もこなせる、走る道を選ばないアドベンチャーツアラーだと言えます。

HONDAの特徴であるDCT(デュアルクラッチトランスミッション)はオートマチックのようにクラッチ操作不要になる機能です。そのため、オートマチックのような快適操作モードが可能。

道を選ばず、快適に走破するアドベンチャーバイクにはツーリングを疲れない機能が満載です。

疲れない大型バイクはアフリカツインのようなアドベンチャーバイクとも言えるのです。

エンジン型式水冷V型2気筒
排気量1082cc
パワー最大馬力 102ps
車体重量240kg
シート高810〜830mm
車体価格1,639,000円

③:HONDA NC750X DCT【ツーリング用クロスオーバーバイク】

NC750Xは、初心者でも快適ロングツーリングができるハードルの低さがおすすめポイントです。

一見、アドベンチャーバイクに見えますが、スクーター感覚で乗れて、オンもオフもこなせるオールマイティーなツーリングバイクです。

スクーターのようにヘルメットをガソリンタンク部分に収納できます。シート高もアドベンチャーバイクと比較すれば低めなので乗り手を選びません。

また、DCT機能も付き、大型バイクではありますが、パワーも控えめ、低速でも安定するトルク型エンジンで初心者でも安心です。

エンジン型式水冷並列2気筒
排気量745cc
パワー最大馬力 58ps
車体重量214kg
シート高800mm
車体価格924,000円

④:YAMAHA NIKEN GT【新コンセプトの3輪ツアラー】

NIKEN GTは、「バイクの不安定さを解消したツアラー」というユニーク発想の3輪バイクです。

3輪にしたら安定するのは当然ですが、YAMAHAが目指したのは安定する3輪というだけではなく、スポーツ走行もできる3輪バイク

前輪が2輪・後輪が1輪の3輪バイクの特徴は、ハイペースのスポーツ走行を可能にしています。

頼りになる安定した3輪バイクは、ロングツーリングにも疲れ知らずです。

エンジン型式水冷並列3気筒
排気量845cc
パワー最大馬力 116ps
車体重量267kg
シート高835mm
車体価格1,980,000円

⑤:SUZUKI Vストローム1050 XT【硬派に似合うアドベンチャーツアラー】

Vストロームは硬派なアドベンチャーバイク派に高評価で、中でも最上クラスの1050XTアドベンチャーバイクは、どんな道でも疲れず走破できるバイクになっています。

ただし一方で、車重が重く、シート高の高さにあり、小柄なライダーには少し不向き。

選ばれたライダーにとっては、リーズナブルな価格で買える玄人好み本格アドベンチャーバイクです。

エンジン型式水冷V型2気筒
排気量1036cc
パワー最大馬力 106ps
車体重量247kg
シート高850mm
車体価格1,518,000円

⑥:ハーレーダビッドソン ROAD KING【アメリカンツアラーの王道】

アメリカンクルーザーといえば、ハーレーダビッドソンは外せません。

数あるハーレーの中で、大型ウインドスクリーンタイプのすっきりとしたデザインのロードキングはまさにハイウェイを行く王様です。

大排気量の伝統の空冷2気筒Vツインエンジンの鼓動は、走ることで癒され、どこまでも疲れ知らずに走ることができるほどの鼓動感という快感が味わえます。

エンジン型式空冷V型2気筒
排気量1745cc
パワー最大馬力 83ps
車体重量375kg
シート高705mm
車体価格3,125,100円

⑦:BMW K-1600 GT【究極のヨーロピアンツアラー】

ドイツの速度無制限だったアウトバーンを疲れずに走れるバイクがBMWバイクの原点です。

今もヨーロピアンバイクのツアラーといえばBMWで、各バイクメーカーがお手本にしてきました。

まさにK-1600GTは6気筒エンジンの究極のツアラーなのです。

BMWの荷物用のラゲッジスペースのデザインや機能性は、他のバイクメーカーに多大な影響を与えているほど洗練されたものです。

快適走行のための各種機能も充実、オーディオ機能やクラッチレス走行モードも当然ついています。

高速道路の長時間移動では、ノンストップで500km走ることも可能ですよ。

エンジン型式水冷直列6気筒
排気量1648cc
パワー最大馬力 160ps
車体重量350kg
シート高780〜830mm
車体価格3,410,000円

まとめ:疲れない大型バイクを選んで最高のロングツーリングを楽しもう

今回は疲れずに長時間走り続けられる快適な大型バイクについて紹介いたしました。

  1. 風に対する疲労軽減対策
  2. エンジンの振動に対する疲労軽減対策
  3. 快適なライディングポジション

の3点に注意してバイクを選ぶようにしましょう。

大型バイクは小排気量のバイクと比較すればロングツーリング向きバイクです。長時間走行のための快適機能も搭載しているのでツーリングの頼れる相棒になってくれますよ。

ソロツーリングだけでなく、タンデムツーリングを意識した場合、やはりとことん快適さを追求した最強のツアラーに乗れば疲れ知らずのロングツーリングが可能です。

ツーリング向きの大型バイク選びの参考にしていただければ幸いです。

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