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ハーレーダビッドソン ローライダーとは
ハーレーダビッドソンのローライダー(Low Rider)は超ロングセラーの人気スタイルです。
もともとはハーレーダビッドソンユーザーの間で流行っていたカスタムの要素を取り入れてつくられました。
いかにもアメリカンといった「ロー&ロング」なデザインが特徴です。
ローライダーというのは特定の車種を指すわけではありません。時代に応じて、スタイルを継承したモデルにその名がつけられています。
どっしりと構えて長い直線をゆったりと走る。そんなスタイルがよく似合うバイクです。
芸能人が乗っているバイクで一番有名と言われている、スピードワゴン 井戸田 潤さんのバイクもFXDL ローライダーですね!
ローライダーの新車販売価格とスペック
最新のローライダーは2022年モデルの「ソフテイル FXLRS ローライダーS」と「ソフテイル FXLRST ローライダーST」の2車種があります。
ローライダーらしいベーシックなモデルが「ローライダーS」、長距離ツーリング向けのモデルが「ローライダーST」です。
ソフテイル FXLRS ローライダーS
FXLRS ローライダーSはハーレーダビッドソンの最新エンジンである「ミルウォーキーエイト117」が搭載されています。
キャストホイールはカラーがマットダークブロンズになっており、全体的な黒のイメージとマッチします。
ソフテイルファミリーのベーシックな雰囲気ながらロー&ロングで高めのハンドル位置、これぞ現代のローライダーという感じですね。
ソフテイル FXLRST ローライダーST
ローライダーSをよりツーリング向けにカスタマイズしたのがローライダーSTです。
ローライダーらしさは残しながら、大容量のサドルバックやカウルが搭載されよりロングツーリングでの快適性が高まります。
車体形式 | FXLRS ローライダーS | FXLRST ローライダーST |
---|---|---|
カラー | ビビットブラック/ガンシップグレー | |
全長(mm) | 2365 | |
シート高(mm) | 710 | 720 |
車両重量(kg) | 308 | 327 |
エンジン種類 | Milwaukee-Eight® 117 | |
排気量(cc) | 1,923 | |
最大トルク | 168Nm / 3,500rpm | |
新車価格 | 2,818,200円~ | 3,105,300円~ |
ローライダーの中古販売相場
1990年以前のローライダー
1990年以前のローライダーはハーレーの旧車ともいえる扱いになっています。
取り扱いがある販売店も限られますし、価格も高いです。
販売実績例
モデルケース | 中古価格 |
---|---|
FXS ローライダー1200 29061km 1977年式 修理歴なし | 4,180,000円 |
FXS ローライダー1340 41361km 1981年式 修復歴なし | 2,475,000円 |
FXS ローライダー1200 減算歴者 1978年式 修理歴なし | 2,188,000円 |
FXDL ダイナローライダー
FXDL ダイナローライダーは長い期間製造されていたため、年式や走行距離、状態のばらつきが大きいです。
ハーレーとしては買いやすい価格のものもあれば、かなり高額になっているものもあります。
モデルケース | 中古価格 |
---|---|
FXDLS ローライダーS 9986km 2017年式 修復歴なし | 3,088,000円 |
FXDL ローライダー 2733km 2017年式 修理歴なし | 2,200,000円 |
FXDL ローライダー 22500km 1997年式 修理歴なし | 1,490,000円 |
FXLR ソフテイル ローライダーS
最新モデルであるローライダーSはソフテイルファミリーのローライダーです。
発売されてから間もないこともあり、価格が安い車体はあまりありません。ただ、FXDL ダイナ―ローライダーと比べて大幅に高いわけでもありません。
価格高騰はしていないので状態の良い高年式の車体はねらい目です。
モデルケース | 中古価格 |
---|---|
FXLRS ローライダーS 3100km 2021年式 修復歴なし | 2,498,000円 |
FXLRS ローライダーS 11181km 2019年式 修理歴なし | 1,880,000円 |
FXLRS ローライダーS 20500km 2018年式 修理歴なし | 1,548,000円 |
ローライダーって実際に乗ってみるとどう?ユーザーに聞いてみた
今回は実際にハーレーダビッドソン ローライダーに乗ったことがあるオーナー3人に乗り心地を聞きました。
リアルな口コミをぜひ購入の参考にしてください。
如何にもハーレーなサウンドが魅力
30代 男性
173cm
FXDL ダイナ ローライダー
年式: 2001年式
購入場所: 地元チェーン店
購入価格: 890,000円
新車or中古: 中古
ローライダーに対する評価
座り心地 | 足つきの良さ | 風の抵抗 | 走行性能 | 取り回し | 燃費 |
---|---|---|---|---|---|
5 | 4 | 4 | 2 | 3 | 21km/l |
FXDL ローライダーは主にどのような用途で使っていましたか
ツーリング
FXDL ローライダーを購入してよかったですか?
はい。ハーレーというステータスを非常に感じられるバイクですし、故障が少ないのでとても満足です。
FXDL ローライダーのよいところは?
サウンドは如何にもハーレーで国産車では味わえない感覚がありますし、シートの座り心地がよく長距離ツーリングするにも助かります。
FXDL ローライダーのいまいちなところは?
オイルなどとにかく維持費が割高になってしまいますし、あまりバイクを傾けられない分カーブの多い街乗りは若干不便です。
FXDL ローライダーはどんな人におすすめ?
カーブが多い道や峠にはあまり向かないですが、ステータスを感じながらハーレー独特のサウンドで気持ちよく運転したい方にはおすすめです。
長距離ツーリングは間違いない
30代 男性 172cm
FXDL ダイナ ローライダー
年式: 2006年式
購入場所: バイク館 SOX
購入価格: 950,000円
新車or中古: 中古
ローライダーに対する評価
座り心地 | 足つきの良さ | 風の抵抗 | 走行性能 | 取り回し | 燃費 |
---|---|---|---|---|---|
3 | 5 | 2 | 2 | 2 | 17km/l |
FXDL ローライダーは主にどのような用途で使っていましたか
ツーリング
FXDL ローライダーを購入してよかったですか?
はい。ポジションが楽で長距離ツーリングも疲れず楽しめたから
FXDL ローライダーのよいところは?
アメリカンに求める見た目や足つき、ツーリング時の安定性等々の良さを存分に感じれるところ
FXDL ローライダーのいまいちなところは?
車高が低めなのでバンク角がとれずRのきついカーブは気をつけないと車体を擦る
FXDL ローライダーはどんな人におすすめ?
これぞアメリカンだと思います。アメリカンの購入を考えていて峠以外のツーリング中心で見た目が気に入った方にお勧めです
アメリカンバイクが好きな人なら間違いなくおすすめ
40代 男性 183cm
FXDL ダイナ ローライダー
年式: 2005年式
購入場所: レッドバロン
購入価格: 1,870,000円
新車or中古: 中古
ローライダーに対する評価
座り心地 | 足つきの良さ | 風の抵抗 | 走行性能 | 取り回し | 燃費 |
---|---|---|---|---|---|
5 | 5 | 3 | 5 | 3 | 17km/l |
FXDL ローライダーは主にどのような用途で使っていましたか
ツーリング
FXDL ローライダーを購入してよかったですか?
はい。乗り心地が良くて長距離走行をしても疲れないからです。
FXDL ローライダーのよいところは?
とにかく安定感があり長距離走行では疲れなくて良いです、運転も非常にしやすいですしエンジン音も心地良い音で運転していて率直に楽しい気分になれます、まさにアメリカンバイクというデザインでワイルドですし個人的には総合的に見て全て良いです。
FXDL ローライダーのいまいちなところは?
悪いところは特にありません、街乗りでは多少疲れを感じる場面もありますが個人的には乗り心地が良くて運転しやすいのであまり気にはなりませんので悪いところは特に無く良いバイクだと思っています。
FXDL ローライダーはどんな人におすすめ?
アメリカンバイクが純粋に好きな人におすすめです、排気量は十分ですしエンジン音もまさにアメリカンバイクといった迫力のあるサウンドですしアメリカンバイク好きな人なら絶対に満足出来るので強くおすすめしたいです。
ローライダーの定番カスタム
ハーレーのバイクの魅力はカスタムですよね。
ローライダーを買ったらやりたいカスタムを少しだけ紹介します。
マフラー交換
マフラー交換は見た目、音、場合によってはパワーアップまで実現できてしまいます。
バイクカスタムの超定番ですね。
ローライダーのマフラーカスタムする方は手軽さや車検なども考えてスリップオンマフラーでカスタムする人が多いです。
ウインドシールド
最新のローライダーSにはカウルがありますが、FXDL ダイナ ローライダーはカウルがありません。快適なロングツーリングを楽しみたければカウルやウインドシールドは必須です。
適合しているパーツも多いので最初に検討したいです。
ローライダーの歴史
ローライダーの最新モデルは2022年に発売されたローライダーSですが、そのルーツは1977年にまでさかのぼります。
1977年 FXS ローライダー登場
1977年に最初のローライダーである、「FXS ローライダー」が登場します。
1969年に公開された「イージーライダー」が大ヒットしたことで、当時ハーレーユーザーの間ではチョッパースタイルのカスタムが流行っていました。
その要素を新車種に取り入れて登場したのが「FXS ローライダー」です。
「FXS ローライダー」はFL系のエンジンにXL系のフロントを掛け合わせたFX系のオートバイです。
フロントタイヤが大きく車体が低い、どっしりとシートに座ってクルーズするのがイメージできる。これがローライダーの特徴です。
発売当時のエンジンはショベルヘッドでした。
1983年 FXSB ローライダー
1977年に発売されたローライダーは、排気量の統合など何度かの改良を重ね1983年には「FXSB ローライダー」と型番を変えて新登場します。
1993年 FXDL ダイナ ローライダー登場
(画像は1996年式)
1993年にはついにダイナファミリーのローライダーが登場しました。
ダイナシリーズの特徴であるリアサスもありながら車体は低くローライダーらしさもでている1台です。
ダイナ―ローライダーは国内外問わず人気が高く、2017年まで製造されました。まさに超ロングセラーなモデルです。
ローライダーと言えばダイナローライダーを思い浮かべる人も多いでしょう。
エンジンはエボリューションになり安定性が向上しているのも特徴です。
2002年 ツインカム搭載のダイナ ローライダー登場
2002年式からはツインカムエンジン搭載のダイナローライダーが登場しました。
エボリューションエンジンからさらに安定性が増し、故障が少なくなったと言われています。
こちらも継続して人気モデルでしたが2012年をもって生産終了となってしまいます。
2016年 初期型の復刻版としてローライダー S登場
一時は生産終了となったローライダーでしたが、2016年に初代の復刻版として再登場しました。
2002年以降のモデルにはローライダーらしさが薄れたという声に応えたのかもしれませんね。
とはいえただ復活しただけではありません。可変式プルバックライザーと脱着可能なバックレストが標準装備されています。これらを調整することでベストポジションを自ら作ることができるようになりました。
2020年 ソフテイルファミリーのローライダー登場
長年ダイナファミリーとしてリリースされてきたローライダーですが、2020年にはなんとソフテイルファミリーとして「ローライダー S」が発売されました。
これまでのローライダーはいわゆる「チョッパースタイル」から派生したモデルでしたが、今作は「クラブスタイル」を意識したモデルです。
エンジンは「ミルウォーキーエイト114」にパワーアップしており、強烈なトルクを感じることができます。
乗り換え時の際は
今回はハーレーダビッドソン ローライダーについて、中古相場や歴史、ユーザーの評判をお伝えしました。
乗り換えを検討してる方は是非参考にしてみて下さい。
ちなみに乗り換えをする際は、 カチエックス をぜひ使ってみてください。
カチエックスなら写真だけで全国のバイク業者へと手間なくネット完結で売却が可能です。
全国のバイク業者から一番高い所を選ぶだけで、余計な交渉などはカチエックスのスタッフが代行。
バイクは基本的に保管してるだけでも価格が下がって行くので、一番高く売れる今のタイミングを逃さないようにしましょう。
価格に納得できなければキャンセルも可能ですので、まずはお気軽にお申込みしてみて下さいね。