GPZ900Rは1984年~2003年まで19年のロングセラーを誇ったバイクですね!
近年再度話題になった映画「トップガン」の主人公のバイクのベースとしても有名ですね!
「GPZ900Rを買いたい!」、「GPZ900Rについて詳しく知りたい」という方向けに現在の取引相場、VGPZ900Rの歴史を紹介します。
- GPZ900Rというバイクとは
- GPZ900R(1984~1989年)スペックと距離別の中古平均価格
- GPZ900R(1990~1998年)スペックと距離別の中古平均価格
- GPZ900R(1999~2001年)スペックと距離別の中古平均価格
- GPZ900R(2002~2003年)スペックと距離別の中古平均価格
- GPZ900Rの歴史
- GPZ900R発売開始(1984年)
- マイナーチェンジ(1988年)
- マイナーチェンジ(1990年)
- 日本仕様が登場(1991年)
- マイナーチェンジそして国内仕様終了(1999年)
- 最後のマイナーチェンジ(2002年)
- ファイナルエディション発売(2003年)
- 【独自調査】GPZ900Rについて調べてみた
- GPZ900Rのどこに惚れて購入した?
- GPZ900Rの印象ってどうなの?
- GPZ900Rを安く買うには愛車を高く買ってもらうことが大事
GPZ900Rというバイクとは
現在も続くNinjaシリーズの元祖とも呼ぶべき存在ですね!
元祖ニンジャと呼ばれていますが、実のところ「Ninja」というペットネームは北米側が提示してきたのは有名ですね。
当時のカワサキは猛反対しましたが、結局北米では「GPZ900R」ではなく「Ninja」で宣伝を打ち、カウル横の名前もNinjaとなっています。
カワサキじゃなくても、日本人だったらNinjaと名付けて発売することはないでしょうね。あ、いえ・・・スズキならあり得た話でしょうか(笑)
GPZ900R(1984~1989年)スペックと距離別の中古平均価格
タイプ・グレード | GPZ900R |
---|---|
年式 | 1984年~1989年 |
カラー | 全12色 |
型式 | A1~A6型 |
最高出力(PS) | 110PS |
エンジン形式 | 水冷4ストロークDOHC並列4気筒 |
全長 | 2,220mm |
全幅 | 750mm |
全高 | 1,215mm |
車両重量(乾燥) | 228kg |
シートの高さ | 780mm |
タンク容量 | 22L |
【2022年最新】距離別の平均中古価格
GPZ900R 1984~1989年 | |
---|---|
~4,999km | データ無し |
5,000~9,999km | データ無し |
10,000~14,999km | 138万 |
15,000~19,999km | 117万 |
20,000~24,999km | 125万 |
25,000~29,999km | データ無し |
30,000~49,999km | 89万 |
50,000km~ | 70万 |
年式が古いため車両価格に開きがありますね。
この時期はまだ日本仕様は発売されておらず状態も読めないものが多いですね。
GPZ900R(1990~1998年)スペックと距離別の中古平均価格
タイプ・グレード | GPZ900R | GPZ900R(国内仕様) |
---|---|---|
年式 | 1990年~1998年 | 1990年~1998年 |
カラー | 全8色 | 全8色 |
型式 | A7~A11型 | A7~A11型 |
最高出力(PS) | 108PS | 86PS |
エンジン形式 | 水冷4ストロークDOHC並列4気筒 | 水冷4ストロークDOHC並列4気筒 |
全長 | 2,220mm | 2,220mm |
全幅 | 730mm | 730mm |
全高 | 1,220mm | 1,220mm |
車両重量(乾燥) | 234kg | 234kg |
シートの高さ | 790mm | 790mm |
タンク容量 | 22L | 22L |
【2022年最新】距離別の平均中古価格
GPZ900R 1990~1998年 | |
~4,999km | 149万 |
5,000~9,999km | 120万 |
10,000~14,999km | 95万 |
15,000~19,999km | 123万 |
20,000~24,999km | 113万 |
25,000~29,999km | 110万 |
30,000~49,999km | 119万 |
50,000km~ | 105万 |
やはり距離が上がれば上がるほど値段は安くなる傾向にありますね。
ちなみに距離数が少ないほど値段が高くなる傾向ですが、一概に距離が少ないことが正義とは限りません。
コンスタントに乗られて、一定の感覚でメンテナンスが行われている車両の方が、長い間走っていない車両より調子がいいですよ。
GPZ900R(1999~2001年)スペックと距離別の中古平均価格
タイプ・グレード | GPZ900R | GPZ900R(国内仕様) |
---|---|---|
年式 | 1999年~2001年 | 1999年~2001年 |
カラー | 全5色 | 全5色 |
型式 | A12~A14型 | A12~A14型 |
最高出力(PS) | 108PS | 86PS |
エンジン形式 | 水冷4ストロークDOHC並列4気筒 | 水冷4ストロークDOHC並列4気筒 |
全長 | 2,220mm | 2,220mm |
全幅 | 730mm | 730mm |
全高 | 1,220mm | 1,220mm |
車両重量(乾燥) | 234kg | 234kg |
シートの高さ | 790mm | 790mm |
タンク容量 | 22L | 22L |
【2022年最新】距離別の平均中古価格
GPZ900R 1999~2001年 | |
~4,999km | 215万 |
5,000~9,999km | 167万 |
10,000~14,999km | 174万 |
15,000~19,999km | 159万 |
20,000~24,999km | 140万 |
25,000~29,999km | 155万 |
30,000~49,999km | 138万 |
50,000km~ | 98万 |
1999年以降は足回りも完成され人気の為、平均価格は全体的に高くなってきますね。
100万ちょいで良個体を・・・という訳にはいかなそうですね。
GPZ900R(2002~2003年)スペックと距離別の中古平均価格
タイプ・グレード | GPZ900R |
---|---|
年式 | 2002年~2003年 |
カラー | 全4色 |
型式 | A15~A16型 |
最高出力(PS) | 108PS |
エンジン形式 | 水冷4ストロークDOHC並列4気筒 |
全長 | 2,220mm |
全幅 | 730mm |
全高 | 1,220mm |
車両重量(乾燥) | 234kg |
シートの高さ | 790mm |
タンク容量 | 22L |
【2022年最新】距離別の平均中古価格
GPZ900R 2002~2003年 | |
~4,999km | データ無し |
5,000~9,999km | 169万 |
10,000~14,999km | 267万 |
15,000~19,999km | 178万 |
20,000~24,999km | 163万 |
25,000~29,999km | 183万 |
30,000~49,999km | 187万 |
50,000km~ | 205万 |
流石に歴代の中で最も値段が高いです。
しかし個体数が少ないからか、値段平均がバラついています。
これは2022年6月に取ったデータですが200万持っていけば大抵の個体は変えるという認識で間違いないでしょう。
ファイナルエディションが200万以内で買えたら万々歳ですね!
GPZ900Rの歴史
ここからは1984年に初登場して以来のGPZ900Rの歴史を振り返ります。
GPZ900R発売開始(1984年)
・デザインは戦闘機のイメージ
・サイドカムチェーンを採用br> ・映画トップガンで使われるまで不人気車扱い
北米ではNinjaの名称で知られるGPZ900Rは、実は不評からスタートしました。
大型と言えば1100ccだった時代に900㏄という半端な数字は忌み嫌われました。
しかし北米での「ジャパニーズニンジャ」のブームに乗っかって、Ninjaを名付けた北米カワサキのおかげと、1986年に映画トップガンでトム・クルーズが乗ったのもあり、大逆転を遂げました。
上記のきっかけから、デザインもさることながら、乗った人の口コミでエンジン、車体の完成度にも注目が集まりました。
皮肉にも「イメージを損ねるから」とカワサキが断ったGPZ900Rを、エンブレムを外してまで出演させた「映画トップガン」がきっかけで、全世界がGPZ900Rの魅力を理解してくれたことになりますね。
マイナーチェンジ(1988年)
・フロントディスクブレーキの穴を50個から80個に変更
マイナーチェンジ(1990年)
・フロントホイールを17インチに変更
・フロントサスペンションのチューブ径が変更
・ミラーデザイン変更
・メーターデザイン変更
発売から6年目でようやく、大きめのマイナーチェンジが施されました。
このマイナーチェンジ後に91年モデルから日本でも正式販売されています。
日本仕様が登場(1991年)
・国内仕様は86PSにパワーカット ・国内仕様はスピードリミッターを装備 ・国内仕様はタンデムベルトを装備
日本での750㏄自主規制が撤廃され、日本でも発売されるようになりました。
カワサキからはこれが初の750オーバーの国内発売となっています。
しかし、メーカーのパワーカットからはGPZ900Rも免れず、86PSに変更されました。
マイナーチェンジそして国内仕様終了(1999年)
・前後タイヤがZR規格のラジアルタイヤに変更
・カラーリングの追加
こちらの型式をもって日本向けは生産終了しました。
排ガス規制、騒音規制に対応が出来ないというバイク生産終了あるあるです。
最後のマイナーチェンジ(2002年)
・KCA(カワサキ・クリーン・エア)を装着
排ガス規制対応の為の二次空気導入機(カワサキ・クリーン・エア)を装着しました。
ファイナルエディション発売(2003年)
・発売当初のカラーリングを復刻
ZX-9等が発売され、排ガス規制にも対応しきれなくなったのもありGPZ900Rは生産終了となりました。
カワサキが最後までデザインを変えることが無かったのは、開発チームが改良点を探していたところアンケートで「絶対にデザインは変えないでくれ」という意見が多かったからだそうです。
ホントにこの時代は名デザインが生まれていますね。
【独自調査】GPZ900Rについて調べてみた
調査は2022年に実施したものになります。
では、GPZ900Rですが、実際に乗っている人やほかのライダーからはどのような印象を受けているのでしょうか。
調査してみましたので結果を紹介します。
GPZ900Rのどこに惚れて購入した?
・当時トム・クルーズが乗って彼女を迎えに行ったシーンで欲しくなった (60代 男性)
・今のバイクには無い起き上ったカウルがカッコいい (20代 男性)
・トム・クルーズの映画を見て(40代 女性)
決め手はデザインが一番でしたね、やはりトップガンの影響は大きいようです。 しかしその他の意見に「友達がカタナ乗ってて麒麟の漫画ではGPZがライバルだったから」という意見もありました。
本当に話題の尽きないバイクですね!
GPZ900Rの印象ってどうなの?
思ったよりダサいの意見多い?
・論じるまでもなくカッコいい
・今のバイクにはないデザインだから手に入れたい
・ヘッドライトのデザインがなんか無理
意外とカッコいいという人が少なかった印象です。でも過半数以上の方がカッコいいと言っているのは間違いないですね!
しかしデザインの個性さというか、時代を感じるデザインがダメという意見もあるみたいです。
何にしろ好きなものに乗ったもん勝ちですから!
GPZ900Rを安く買うには愛車を高く買ってもらうことが大事
「GPZ900Rを買いたいけど、もうちょっと予算を抑えたい...」、「少しでも安く買う方法はないか」と考えている人も多いのではないでしょうか。
もちろん、ディーラーで値引きを引き出したり、安い車体を探すことも重要です。
しかし、見落としがちな視点として、今乗ってるバイクを高く売ることも重要です。
下取りと買取を比較すると、多くの会社を比較できるため買取のほうが高く売れる確率が高くなります。
カチエックスなら写真だけで全国のバイク業者へと手間なくネット完結で売却が可能です。
全国のバイク業者から一番高い所を選ぶだけで、余計な交渉などはカチエックスのスタッフが代行。
バイクは基本的に保管してるだけでも価格が下がって行くので、一番高く売れる今のタイミングを逃さないようにしましょう。
価格に納得できなければキャンセルも可能ですので、まずはお気軽にお申込みしてみて下さいね。