ゴールドウィングは1974年の登場から、現在まで40年以上発売が続いているバイクです。
30年以上もロングセラーを続けているのは凄い事ですね。
「ゴールドウィングを買いたい!」、「ゴールドウィングについて詳しく知りたい」という方向けに現在の取引相場、ゴールドウィングの歴史を紹介します。
- ゴールドウィングというバイクとは
- 【6代目 現行】ゴールドウィングの現行モデル(2018~)と新車価格
- 【6代目 現行】ゴールドウィングの現行モデル(2018~)と中古相場
- 【5代目】 ゴールドウィング(2001~2017)のスペックと中古相場
- 【4代目】 ゴールドウィング(2001~2017)のスペックと中古相場
- ゴールドウィングの歴史
- 初代GL1000が海外にて登場(1974)
- 2代目GL1100、カウリングが追加される(1980)
- 3代目GL1200が海外にて発売(1984)
- 4代目GL1500 日本にて正式輸入開始(1988)
- 5代目GL1800 フルモデルチェンジ(2001)
- 製造工場が日本の熊本に移行(2011)
- GOLDWING F6Bが発売(2013)
- GOLDWING F6C 発売(2014)
- 6代目GL1800 フルモデルチェンジ(2018)
- 【独自調査】隼について調べてみた
- どの隼のモデルに乗っていますか?
- 隼のどこに惚れて購入した?
- 隼の印象ってどうなの?
- 隼を安く買うには愛車を高く買ってもらうことが大事
ゴールドウィングというバイクとは
ゴールドウィングは、グランドツアラーのイメージが強いですが、実は初代ゴールドウィングは「気品の中に燃えるスポーツ魂を持っているバイク」というコンセプトを元に作られたバイクです。
その後2代目GL1100からグランドツアラー色が強い、フルカウルモデルが発売され、GL1200からはネイキッドモデルは一年で型落ちするなど、ゴールドウィングのイメージを固めていきました。
以来30年以上、BMWやハーレーの独壇場であったグランドツアラーという分類に切り込んでいった車両です。
そんなゴールドウィングの歴史、価格相場についてこの記事では解説していきます。
- ※価格相場については、世間一般のイメージである3代目ゴールドウィングからのみ記載しています。
【6代目 現行】ゴールドウィングの現行モデル(2018~)と新車価格
ゴールドウィングの現行モデルは2018年、17年ぶりにモデルチェンジした2BL-SC79型(国内型番)です。
このモデルからリアトランクが無い車種をGOLDWING、リアトランクがある車種をGOLDWING TOURと呼ぶようになりました。
メーカー小売希望価格は278万7400円からとなっています。
先代の4代目ゴールドウィングのエンジンを再設計して登場しました。
フェアリングもシャープになり近代的デザインに変更されています。
タイプ・グレード | GOLDWING | GOLDWING TOUR |
---|---|---|
年式 | 2018年~2022年 | 2018年~2022年 |
カラー | 全8色 | 全8色 |
型式 | 2BL-SC79 | 2BL-SC79 |
最高出力(PS) | 126PS | 126PS |
参考価格(税込) | 278万~294万前後 | 301万~346万前後 |
エンジン形式 | 水冷4ストロークSOHC水平対向6気筒 | 水冷4ストロークSOHC水平対向6気筒 |
全長 | 2,575mm | 2,615mm |
全幅 | 905mm | 905mm |
全高 | 1,430mm | 1,430mm |
車両重量(乾燥) | 383kg | 389kg |
シートの高さ | 745mm | 745mm |
タンク容量 | 21L | 21L |
【6代目 現行】ゴールドウィングの現行モデル(2018~)の中古相場
【価格推移の解説】
新型の供給が追い付いていないため、全体的に相場が上がっています。
特に2018年以降のモデルはスタイリングが似ているため相場が落ち着かないようですね。
今後、コロナやウクライナ情勢が落ち着くまで価格相場は落ちないでしょう。
【5代目】 ゴールドウィング(2001~2017)のスペックと中古相場
ゴールドウィング歴代最高発売期間を誇る4代目ゴールドウィングです。
型番は変わっていますがフルモデルチェンジは2018年に行われています。
SC47が2001~2010年までの型番ですが、工場を日本に移した2011年からSC48型に変更されているのが特徴です。
タイプ・グレード | GOLDWING | GOLDWING |
---|---|---|
年式 | 2001年~2010年 | 2011年~2017年 |
カラー | 全8色 | 全8色 |
型式 | SC47 | SC48 |
最高出力(PS) | 116PS | 109PS |
参考価格(税込) | 100万~185万前後 | 158万~234万前後 |
エンジン形式 | 水冷4ストロークSOHC水平対向6気筒 | 水冷4ストロークSOHC水平対向6気筒 |
全長 | 2,635mm | 2,630mm |
全幅 | 945mm | 945mm |
全高 | 1,500mm | 1,525mm |
車両重量 | 415kg | 417kg |
シートの高さ | 740mm | 740mm |
タンク容量 | 25L | 25L |
5代目 ゴールドウィング(2001-2017)の中古相場
【価格推移の解説】
価格は200~250万の間で安定しています。
グラフ上では50万円の上下変化はありますが、中古の程度による値段変化なので正常です。
2011年以前の車両であれば平均150万円ほどで安定しているので、高いと感じた方はそちらを狙うのも良いでしょう。
【4代目】 ゴールドウィング(1988~2000)スペックと中古相場
国内正規輸入のゴールドウィングとしては3代目からが初代となります。
最初は北米などでしか販売されていませんでしたが、この輸入をきっかけに日本でもゴールドウィングの存在が更に高まりました。
タイプ・グレード | GOLDWING |
---|---|
年式 | 1988年~2000年 |
カラー | 全8色 |
型式 | SC47 |
最高出力(PS) | 116PS |
参考価格(税込) | 100万~185万前後 |
エンジン形式 | 水冷4ストロークSOHC水平対向6気筒 |
全長 | 2,630mm |
全幅 | 955mm |
全高 | 1,525mm |
車両重量(乾燥) | 391kg |
シートの高さ | 770mm |
タンク容量 | 23L |
4代目 ゴールドウィング(1988-2000)の中古相場
【価格推移の解説】
こちらも相場は安定していますね。
105~130万円で幅は振れていますが、販売年数も12年と長い為、価格は車体の程度によって振れてしまいます。
走行距離が5万kmを超えた車体と1万km前後しか走っていない車体では、ゴールドウィング程の価格の大きいバイクは数十万円差くらい簡単に開くものです。
ゴールドウィングの歴史
ここからは1974年に初登場して以来のゴールドウィングの歴史を振り返ります。
初代GL1000が海外にて登場(1974年)
・水平対向4気筒というホンダ初のリッターバイク
・最初はスポーツバイク要素が強かった
・海外市場にのみ発売
ホンダ初のリッターバイクとなったのがゴールドウィングです。
CB750FOURを制作した開発陣が開発したバイクですね。
最初は現在のゴールドウィングとは構想が違い、どちらかというとロードスポーツの要素も強いモノでした。
この初代ゴールドウィングは当時、カスタムをして乗る人が多く、後々にリアシートとパニアケースを付けるゴールドウィングの誕生のきっかけとなっていきます。
2代目GL1100、カウリングが追加される(1980年)
・排気量をアップ
・ホイールベースを延長
・インターステート(DX)のシリーズを追加 ・最上位モデルには二輪初の液晶メーター搭載
ゴールドウィングの形に近づいた2代目GL1100です。
GL1100の発売時は、1000と同じくネイキッドタイプでしたがその後、インタステート(DX)と呼ばれるモデルを発売1年後に発売し人気を博しました。
当時ネイキッドだったGL1000を、現在のゴールドウィングの様にグランドクルーザー系へとカスタムするのが流行っていたこともあって早速取り入れた結果、インターステートの発売につながったと考えられますね。
アスペンケードと呼ばれる最上位モデルには液晶メーターやステレオラジオといった車顔負けの装備も施されました。
3代目GL1200が海外にて発売(1984年)
・ブレーキがアンチダイブ機構に
・タイヤのインチダウン
・ライトが丸目から角目に変更
・カセットデッキの追加
先代GL1100とラインナップは同じく三種類でしたが、ネイキッドモデルはわずか一年でカタログ落ちしました。
非常に高額だったのと、CB750FOUR、Z1等と見た目のキャラ被りもしていた上、高額でもあったので人気が続かなかったのでしょう。
他のインタステート、アスペンケードはそのまま人気車種となりました。
4代目GL1500 日本にて正式輸入開始(1988年)
・4気筒から6気筒に変更
・バイク初のリバースシフトを追加
・日本での正式輸入開始
日本での「ホンダ、ゴールドウィング」と言えばここから始まりました。
当時750cc自主規制を超えて日本で最初に正式発売された車種となりましたね。
6気筒エンジンをアメリカサイドから依頼されたときに、開発途中で散々文句を言われ、開発者は「オデッセイにポルシェのエンジンを積んで、ファミリーカーを作れと言ってるようなものだ」とこぼし苦労していたそうです。
試作機10台以上を重ねて、ギリギリまでエンジンを直し続けた結果、現在でも続くロングセラーモデルになっているのですね。
このモデルは日本でも警察の白バイに正式採用される等、性能の高さ、信頼の高さが伺えますね。
5代目GL1800 フルモデルチェンジ(2001年)
・排気量を大幅アップ
・スイングアームをアルミプロアーム化
・バイク初のエアバックを導入
日本に正式輸入されて2代目のゴールドウィングですね。
GL1800になるタイミングでエンジンもフレームも一から作り直しされ、制作には88年式以降のNSR250Rで開発チームを率いた青木柾憲さんが携わりました。
その為、内容がスーパースポーツの様な作りになっています。
「ラグジュアリーとスポーティーを両立させる」というコンセプトをもとに生み出されたGL1800 はまた新たなステージのバイクという形になったのですね。
このモデルは皇宮警察にも採用されているモデルです。まさに「これぞ本当の貴族バイク」でしょうか。
製造工場が日本の熊本に移行(2011年)
・車体価格が大幅ダウン300万→220万
・エアロのデザイン変更
・ヘッドライトのスモーク化
ホンダはオハイオ州にゴールドウィングの工場を置いていたのですが、経営悪化により日本の熊本に二輪の工場を集中化しました。
その為、 ゴールドウィングも日本生産となり、価格も安く抑えられました。
GOLDWING F6Bが発売(2013年)
・スクリーンをショートスクリーン化 ・リアシートを簡素化
・シート高が通常のゴールドウィングより15mmダウン
・サスペンションの再セッティング
ゴールドウィングのシティユースとしてF6Bが生み出されました。
「ゴールドウィングをもっと若年層にも」という思いを元に作られているので、色々機能を外しながら軽量化されて、通常のゴールドウィングより手を出しやすい価格となっています。
GOLDWING F6Cが発売(2014)
・フロントカウルを更に簡素化
・ライディングポジションの変更
F6B発売から一年後にF6Cが発売されました。見た目はワルキューレにそっくりですね。
見た目からも北米での「ヴァルキリー」という名前からも想像できるように、ワルキューレの後継機の様な扱いなんでしょうね。
ゴールドウィングと名前がついているだけ、ツーリングオプションの豊富さは流石ゴールドウィングの派生と言った感じです。
6代目GL1800 フルモデルチェンジ(2018年)
・F6Bの様なグレードが登場
・フロントサスをダブルウィッシュボーンに変更
・DCTの採用
6代目のゴールドウィングは画期的なシステムを多く入れこんでいます。
フロントサスペンションをエンジンの移動の為にテレスコピックから四輪のスポーツカーなどで使われるダブルウィッシュボーンに変更し、更に見た目をスタイリッシュ化。
加えて貴族バイクとしての心意気を忘れぬよう、DCTに変更して事実上のAT化をすることにより、ゴールドウィングの操作上で靴が汚れないという機能を付けました。
乗り手もバイクもスタイリッシュに進化していますね。
【独自調査】ゴールドウィングについて調べてみた
調査は2022年に実施したものになります。
では、ゴールドウィングですが、実際に乗っている人やほかのライダーからはどのような印象を受けているのでしょうか。
調査してみましたので結果を紹介します。
どのモデルのゴールウィングに乗っていますか?
これはゴールドウィングのどのモデルに乗っているかを聞いた結果のグラフです。
最新型では無く先代のゴールドウィング(SC68)に人気は集中しているようですね。
中古の数が最新型より多い上に日本国内生産の車体もあるSC68は人気の様です。
しかし、GL1500型もまだ車体数も多く、価格が安い為保有率も高いですね。
ゴールドウィングのどこに惚れて購入した?
・大きいんだけど回すと楽しさもある(60代 男性)
・他車を圧倒するデザイン性が好き (30代 男性)
・長距離を移動するなら下手な軽自動車より快適(40代 男性)
・妻にこれの後ろなら良いと言われて買いました(40代 男性)
決め手はデザインが一番で、次点が居住性という結果になりました。 流石ゴールドウィングと言った感じですね。
スポーツ性能についても非常に凝った造りになっているので走行性能で選んでいる人も少なくないようです。まさに「キング・オブ・モーターサイクル」です。
ゴールドウィングの印象ってどうなの?
おおむねカッコいいという印象
・おじさんバイクって感じだったけど最新型はカッコイイ
・迫力あって並ばれるのが嫌ですね
おじさんバイクというイメージも並行していましたが、ホンダがその脱却を狙って最新型を出しているのでホンダのイメージ通りに行っていますね。
ゴールドウィングは貴族バイクの印象も強いですが、GL1500等は安くなっていてかつカスタムも楽しめる車両なので、あまりハードルを高く考えずに乗ってみても良いかも知れませんね。
高速道路のSAで乗り付けると他のバイク乗りに羨望のまなざしで見られるかもしれませんよ。
ゴールドウィングを安く買うには愛車を高く買ってもらうことが大事
「ゴールドウィングを買いたいけど、高くて買えない...」、「少しでも安く買う方法はないか」と考えている人も多いのではないでしょうか。
もちろん、ディーラーで値引きを引き出したり、安い車体を探すことも重要です。
しかし、見落としがちな視点として、今乗ってるバイクを高く売ることも重要です。
下取りと買取を比較すると、多くの会社を比較できるため買取のほうが高く売れる確率が高くなります。
カチエックス なら写真だけで全国のバイク業者へと手間なくネット完結で売却が可能です。
全国のバイク業者から一番高い所を選ぶだけで、余計な交渉などはカチエックスのスタッフが代行。
バイクは基本的に保管してるだけでも価格が下がって行くので、一番高く売れる今のタイミングを逃さないようにしましょう。
価格に納得できなければキャンセルも可能ですので、まずはお気軽にお申込みしてみて下さいね。
\ ネットで完結!しつこい電話ナシ! /
【無料】買取価格をチェックする