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HAYABUSA / 隼1300Rはいつが買い時?歴史、スペックも解説|買いたい新書

隼 相場 スペック

隼は1999年の発売から、現在まで市販車最速の座を守り続けたメガスポーツバイクです。
20年以上もロングセラーを続けているのは凄い事ですね。

「隼を買いたい!」、「隼について詳しく知りたい」という方向けに現在の取引相場、隼の歴史を紹介します。

隼-HAYABUSA-というバイクとは

隼はその名の通り、時速300kmで飛行する隼をモチーフにスズキが開発したバイクです。
独特なフェアリングに賛否両論ありますが、その走行性能の高さや異彩を放つ見た目から発売から20余年経った今でもスズキの主力バイクとしてロングセラーを続けています。

1999年に300㎞超えを果たしてから、今なお海外でも国内でも人気なのは凄いですね。

3代目 隼-HAYABUSA-の現行モデル8BL-EJ11A型(2019~)と新車価格

隼

隼の現行モデルは2021年、13年ぶりにモデルチェンジした8BL-EJ11A型(国内型番)です。

現行の国内販売は2017年以来で非常に注目を集めました。
メーカー小売希望価格は215万6000円からとなっています。

先代の2代目隼とはまたフェアリングを変えてシャープなイメージの車体になりました。
丸目だったライトが直線の多いデザインに変更され、随所に膨らみが多かったカウルデザインも統一感のある、流れるようなデザインになっています。

尚、全高、全幅サイズは変わりなく、全長が10mmだけ現行の方が短くなっています。

タイプ・グレード HAYABUSA HAYABUSA
カラー ・グラススパークルブラック/キャンディバーントゴールド
・マットソードシルバーメタリック/キャンディダーリングレッド
・グラススパークルブラック/キャンディバーントゴールド
・マットソードシルバーメタリック/キャンディダーリングレッド
・ブリリアントホワイト/マットステラブルーメタリック
型式 海外仕様 8BL-EJ11A
最高出力(PS) 190PS 188PS
参考価格(税込) 190万~230万前後 190万~230万前後
エンジン形式 水冷4ストロークDOHC4バルブ並列4気筒 水冷4ストロークDOHC4バルブ並列4気筒
全長 2,180mm 2,180mm
全幅 735mm 735mm
全高 1165mm 1165mm
車両重量 264kg 264kg
シートの高さ 800mm 800mm
タンク容量 20L 20L

【現行】3代目 隼-HAYABUSA-(2021-)の中古相場

3代目 HAYABUSAの値上がり状況と価格推移

【価格推移の解説】

3代目 隼の中古価格は、2022年6月の224万円から2023年6月では218万円と約6万円値下がりしています。

ただ、2023年に入ってからはジワジワと値上がりを続けていますね。

【価格変動の予測】

初代、2代目も値崩れを見せていないので、3代目も大幅な値下がりの見込みはありません。

ただ、一番価格が高かった2022年6月頃の水準には、現在のバイク業界全体の相場を考えも届かなそうですね。購入を検討してる方には良いタイミングかもしれません。

2代目 隼-HAYABUSA-(2008-2020)とスペックと中古相場

2代目 隼

近年ではこっちのイメージの方が強い2代目隼です。
初代からのコンセプトである「隼らしさ」というのは変えることなく、 国内生産初という事もあって歴代一番人気の隼です。
前作ではカウルのネジ止めが目立っていた隼ですが、この隼ではねじ止めは一切見られずボリュームのあるデザインながら、スタイリッシュに仕上がっています。

タイプ・グレード HAYABUSA HAYABUSA HAYABUSA
年式 2008年~2012年 2013年~2018年 2014年~2017年
カラー 全15色 全20色 全12色
型式 海外仕様 海外仕様 EBL-GX72B
最高出力(PS) 197PS 197PS 197PS
参考価格(税込) 70万~280万前後 70万~280万前後 70万~280万前後
エンジン形式 水冷4ストロークDOHC4バルブ並列4気筒 水冷4ストロークDOHC4バルブ並列4気筒 水冷4ストロークDOHC4バルブ並列4気筒
全長 2,190mm 2,190mm 2,190mm
全幅 735mm 735mm 735mm
全高 1,165mm 1,165mm 1,165mm
車両重量 260kg 266kg 266kg
シートの高さ 805mm 805mm 805mm
タンク容量 21L 21L 21L

2代目 隼(2008-2020)の中古相場

隼 2代目の値上がり状況と価格推移

【価格推移の解説】

2代目 隼の中古価格は、2022年6月の118万円から2023年6月では137万円と約19万円値上がりしています。

2022年はバイク業界全体で相場が高かったため、多くの車種で値下がりが見られる中、2代目 隼は大幅に高騰していますね。

【価格変動の予測】

1年前と比較して値上がりは見せているものの、2023年に入ってからは緩やかに相場が下降を見せています。

新車の供給が復活したり、直近で相場が大幅に上がる見込みはないので、このままジワジワと落ちていくかもしれません。

初代 隼-HAYABUSA-(1999~2007)スペックと中古相場

初代 隼-HAYABUSA-

性能競争の末、国内4大メーカーが起こした300km競争にスズキが一石を投じたのが、この初代隼でしたね。
最初は北米仕様として販売され、2代目にフルモデルチェンジされるまで日本で正式発売されることはありませんでした。
2代目の隼とはデザインがまた違い、大きな違いはテールに表れています。

タイプ・グレード HAYABUSA
年式 1999年~2007年
カラー 全37色
型式 海外仕様
最高出力(PS) 175PS
参考価格(税込) 40万~120万前後
エンジン形式 水冷4ストロークDOHC4バルブ並列4気筒
全長 2,140mm
全幅 740mm
全高 1,155mm
車両重量(乾燥) 217kg
シートの高さ 805mm
タンク容量 21L

初代 隼-HAYABUSA-(1999-2007)の中古相場

初代 隼 相場

【価格推移の解説】

初代 隼の中古価格は、2022年6月の71.5万円から2023年6月では73.2万円と約1.7万円値上がりしています。

月によって価格の変動が激しいですが、70万円は切らずに維持しています。

【価格変動の予測】

短いスパンでかなり価格が変動しているので、正直この先どうなるかは読めません。

ただ、隼は現行の3代目、2代目も高価格で維持しているので、初代も大きな値下がりの心配は少ないかもしれません。

隼-HAYABUSA-の歴史

隼の諸元

ここからは1999年に初登場して以来の隼の歴史を振り返ります。

隼、海外市場にて初登場(1999年)

隼の諸元

主な特徴
・300km競争に対抗するためのモデル
・フラッグシップモデルとして登場
・海外市場にのみ発売

実測300km超えをマークし300km競争に名乗りを挙げた隼は1999年に登場しました。
ライバル車はCBR1100XX、発売が決まっていたZX-12Rなどでした。

コンセプトは「300kmで飛行する隼をバイクで体現する」
その名の通り300km超えのスピードをマークし、個性的なデザインからも先発のCBR1100XXとZX-11Rを霞ませるほどの衝撃を与えました。

マイナーチェンジ(2000年)

隼の諸元

主な変更・追加
・インジェクションのセッティングを変更
・燃料系の目詰まり対策
・カラーリングの追加

欧州で300km規制がかかる(2001)

隼 2001年式の諸元

主な変更・追加
・300km/hリミッターが装着された。
・スピードメーター表示は280km/hまでに変更
・外付けフューエルポンプがガソリンタンク内蔵に変更。
・カラーリングの追加

欧州で300kmの規制がこの年から出てしまいメーカー同士の300kmに終止符が打たれました。
隼のスピードメーターも280kmまでになり、各社のバイクも300km規制に合わせる形になりました。

マイナーチェンジ(2002)

隼 2002

主な変更・追加点
・エキパイの黒塗装廃止
・O2フィードバッグ機構装備
・カラーリングの追加

マイナーチェンジ(2003-2004)

隼 2003

主な変更・追加点
・フロントサスの倒立フォークにチタンコート施工
・足回りの色変更
・カラーリングの追加

マイナーチェンジ(2005-2007)

隼 2005

主な変更・追加点
・ウインカーレンズがクリアタイプに変更
・バッテリー保護機能導入(エンジン始動時にライトが消灯)
・カラーリングの追加

フルモデルチェンジ(2008-2012)

隼

主な変更・追加点
・外装全体の変更 ・エンジンストロークが2ミリ延長
・ツインバタフライバルブ式インジェクションに変更
・197psにパワーアップ
・S-DMS(スズキドライブモードセレクター)装備

隼の見た目を失うことなく、隼初のフルモデルチェンジが行われました。
パワーもアップさせ、更に街乗りにも適するように、S-DMSを装備するなど工夫が凝らされました。

日本国内モデルが発売されるのもこのモデルからです。

マイナーチェンジ(2013-2014)

隼 2013

主な変更・追加
・ブレンボ製フロントブレーキキャリパーに変更
・ABSを装備
・カラーリングの追加

隼 初の国内正規販売(2013-2016)

隼 2014

主な特徴
・ETC車載器を標準装備
・名称が「HAYABUSA 1300」から「隼」になる
・カラーリングの追加

ようやく2代目隼になって国内販売が開始されました。
欧州仕様から国内仕様はパワーダウンされるのが通例でしたが、全くパワーダウンを行うことなく発売されたのは凄いですね。

2代目隼、国内生産が終了(2017)

隼 2017

主な特徴
・カラーリングの追加

2代目隼の国内、欧州での生産は2017年度モデルを持って終了しました。
国内では「もう隼は作らないのか・・・」という雰囲気もありましたが、人気モデルなのにファイナルエディションが出なかったことで、「排ガス規制に対応する為に、3代目開発の準備期間では?」という考察も世間ではありました。

北米では販売が2019年モデルまで続けられました。

3代目隼が日本含め世界で発売(2021-現在)

隼 2021

主な特徴
・外装の変更
・車体制御機能などのライダーサポート機能を実装
・アクセントカラーを指定できるカラーオーダープランが追加

13年振りにフルモデルチェンジを果たした隼は、 メガツアラーとしての利便性を高めるため、車体制御機能に始まる様々なライダーサポート機能を備えました。
ユーロ5や国内の排ガス規制にも対応し、国内、欧州、北米でほぼ同時発売をする形になりました。

【独自調査】隼について調べてみた

調査は2022年に実施したものになります

では、隼ですが、実際に乗っている人やほかのライダーからはどのような印象を受けているのでしょうか。

調査してみましたので結果を紹介します。

どのモデルの隼に乗っていますか?

隼の人気モデルを調査したグラフ

これは隼のどのモデルに乗っているかを聞いた結果のグラフです。

やはり発売期間の長い2代目隼-HAYABUSA-に人気は集中しているようですね。
2代目は国内生産が実現化されたというのもあって全体の購入者も多いようです。

反対に、2021年に発売となった3代目はまだまだ手に入れている人は少ない様です。

隼のどこに惚れて購入した?

カタナの惚れたところを調査した円グラフ

惚れた理由
・300km超えというロマンだけで乗ってます。そんなに出しませんが (40代 男性)
・見た時の圧倒的な個性に惹かれて乗りました。 (20代 男性)
・フォルムがカッコかわいい。 (20代 女性)
・ツアラーなだけあって乗りやすい(30代 男性)
 

決め手はデザインが一番で次点で走行性能という結果になりました。 乗りやすさを理由に挙げている割合も意外と多いですね。
スーパースポーツというよりメガツアラーなので乗りやすさにも十分配慮している車両なので、こういった意見も入ってくるのはメーカーの狙い通りといったところでしょうか。

隼の印象ってどうなの?

おおむねカッコいいという印象

カタナの印象を調査した結果をあらわしているグラフ

SR400 30代 男性
・実車見た時にすごく重厚感あってカッコよかった
Ninja1000 40代 男性
・所有感がありそうなバイク
W400 40代 男性 ・なんか初代や2代目はブクブクしたデザインで嫌いです。現行隼ならありかなと

SUZUKI車特有の個性的デザインから敬遠する人もいる様です。
しかし、おおむねカッコいいと思っているようですね。

このバイクは写真で見るより実車で好きになる人も多く、 筆者は大手バイク屋で働いていた経験があるのですが「隼って写真でみるとキモイと思ったけど、実際にみると迫力があってカッコいい」という人が多かった印象です。

気になった方はバイク屋に立ち寄り、実車を見てみるのも良いかもしれませんね。

隼を安く買うには愛車を高く買ってもらうことが大事

「隼を買いたいけど、高くて買えない...」、「少しでも安く買う方法はないか」と考えている人も多いのではないでしょうか。

もちろん、ディーラーで値引きを引き出したり、安い車体を探すことも重要です。

しかし、見落としがちな視点として、今乗ってるバイクを高く売ることも重要です。

下取りと買取を比較すると、多くの会社を比較できるため買取のほうが高く売れる確率が高くなります。

カチエックスなら写真だけで全国のバイク業者へと手間なくネット完結で売却が可能です。

全国のバイク業者から一番高い所を選ぶだけで、余計な交渉などはカチエックスのスタッフが代行。

バイクは基本的に保管してるだけでも価格が下がって行くので、一番高く売れる今のタイミングを逃さないようにしましょう。

価格に納得できなければキャンセルも可能ですので、まずはお気軽にお申込みしてみて下さいね。