トライアンフのおすすめ売却先！買取相場や高く売る方法も徹底解説

現存する最古のオートバイ製造販売会社「トライアンフ」。今回はトライアンフの買取相場や高く売る方法、そしておすすめの売却先をご紹介していきます。

さらに、高価買取を狙う方法もお伝えしますので、トライアンフの売却を考えている方はぜひ参考にしてください。

トライアンフの買取価格相場

これからご紹介するトライアンフの買取相場は「業者間オークションの取引価格」を元に算出しています。
また、中古相場はGoobikeのトライアンフのバイク検索結果を元に算出しています。

各種トライアンフの買取相場を確認するため、「買取相場表の見かた」についてもご確認ください。

※買取価格は年式や走行距離によって変動します。また、バイクの状態やカスタム内容など、様々な要因でも異なります。以下でご紹介する価格は買取価格を保証するものではありません。

「ボンネビル」の買取相場

ボンネビルはトライアンフの中でも一般的なクラシックスタイルのモデルで、空冷2気筒エンジンを搭載しています。
ボンネビルはカワサキの「Wシリーズ」と比較されやすいことから知名度が高いことも評価されているポイントです。

以下はトライアンフ「ボンネビル」シリーズの買取相場一覧表になります。
ボンネビルは、カワサキのWよりも「中古価格が高い・税金が高い・修理先が限定される」などのデメリットがあります。

そのため、ボンネビルは仕入れてから売れるまでに時間がかかりやすいことが、少なからず買取相場に影響を与えています。ボンネビルの売値の割合は平均の60%でメーカーの代表車種の割にはリセールバリューが低いです。
一方、ボバーについては現行で発売されている事もあり、買取相場は中古相場の78％と高めです。

Wの人気が上がれば、ボンネビルの需要が下がって買取相場が下がる可能性があるためWの人気動向にはアンテナを張っておきましょう。

「ストリートトリプル」の買取相場

以下はストリートトリプルシリーズの買取相場一覧表になります。
ストリートトリプルはネイキッドタイプのモデルになります。その名の通り、ストリートでの走りやすさを追求した性能や映画で使われるなど、知名度の高さも評価されています。

現行では「RS」「R」「S」が発売されていることもあり、売値の割合も高い水準です。高く買取してもらうなら、早めに売り抜けるほうがよいでしょう。

今のところ、ストリートトリプルのライバル車（よく比較されやすいバイク）は存在しません。
「デイトナ」で詳しく説明していますが、ライバル車があるとライバル車の人気や新型発売などによって買取価格が大きく変動します。

しかし、ストリートトリプルは「丸目２眼ヘッドライト・３気筒エンジン」という独自のスタイルを貫いていることから、買取相場は変動が起きにくいという特徴があります。

「スピードトリプル」の買取相場

以下はスピードトリプルシリーズの買取相場一覧表になります。
スピードトリプルはネイキッドタイプのモデルで、ストリートトリプルよりもスポーツ性能が向上したモデルになります。 見た目の通り攻撃的なデザインに人気があり、「ストリートファイター」の中でも並列3気筒エンジンを搭載しているバイクは数が少なく希少性が高く評価されています。

現行モデルは買取相場も高くつきやすい傾向があり、1200RSは中古相場の79%で買取された実績があります。
また、スピードトリプルの「R」「RS」は、まだまだ国内での流通数（※表の集計数）が少なく、高値を出してでも買取したいお店は多いと考えられます。

懸念点がひとつ、最近はKTMのストリートファイターである「デューク1290」などが人気を博しています。
デザインやコンセプトがデュークと似ているスピードトリプルは、KTMの人気が上がると、買取相場が下がる可能性があります。その点はアンテナを張っておき、売却を検討している方は早めに査定したほうがよいでしょう。

「スラクストン」の買取相場

以下はスラクストンシリーズの買取相場一覧表になります。
スラクストンはカフェレーサータイプのモデルです。
カフェレーサーは1960年頃から発祥し、すでにこの頃からトライアンフは改造モデルとして起用されてきた歴史があります。スラクストンは少なくとも昔からその血を受け継いでるモデルとして評価されています。

スラクストンの買取相場はカフェレーサーのブームによって大きく左右される傾向があります。
国内では1970年～1980年頃に第一波が、最近では2016年頃～2019年頃にカフェレーサーブームが起き、当時はカフェレーサーのバイクの買取相場は上昇しました。

カフェレーサーは根強い人気がありますが、現在はブームは過ぎ去った事もあり、スラクストンの買取相場は下がっていくと考えられます。売値の割合を見ると、他のモデルよりも低い傾向です。

そのため、スラクストンを高く買取してもらうには、次のブームを待つか買取相場が下がり切る前に、できれば早めに売却したほうがよいでしょう。

「デイトナ」の買取相場

以下はデイトナシリーズの買取相場一覧表になります。
デイトナはスーパースポーツタイプのモデルです。多くのSSが存在する中、水冷3気筒エンジンという独特なエンジンを搭載し、比較的安い中古価格で買える点が評価されています。

デイトナの良さに気づくには、トライアンフに詳しい人から話を聞かなければ分かりません。というのも、デイトナは3気筒エンジンを積んだスポーツ性能の高いバイクとして評価されていました。
しかし、2014年以降同じ3気筒エンジンを積んだヤマハMT09の発売をきっかけに、デイトナの人気が下がってしまった過去があります。

デイトナの買取相場への影響は、2021年冬以降に国内で発売予定のヤマハYZF-R7の影響が懸念されています。エンジンは並列2気筒ですが「価格・デザイン」ともに似通ったコンセプトのデイトナの人気を押し下げる可能性があります。人気が落ちると買取価格は必ず下がります。

ちなみに、新型発売による買取相場の影響は、新型が発売される1ヶ月前と、発売後3ヶ月間のおよそ4ヶ月間は大きく変動します。

そのため、デイトナを買取してもらう際は、タイミングを間違えないようにしましょう。YZF-R7は2021年の冬に発売予定です。タイミングとしては10月がギリギリでしょう。

「タイガー」の買取相場

以下はタイガーシリーズの買取相場一覧表になります。
タイガーはデュアルパーパスタイプのモデルです。
一般的にオフロード系は単気筒か2気筒エンジンですが、タイガーは3気筒です。ツアラー要素もあり、「オフロード・ツーリング」の両方の性能が欲しいバイク乗りに高く評価されています。

タイガーのように特殊で、一部のマニアに受けるバイクは買取相場も高めです。売値の割合も70％と高く、今ではキャンプも流行していることから高く評価されている事も理由の一つとして挙げられます。

「トライアンフ×デュアルパーパス」は非常に特殊な組み合わせです。まだタイガーの知名度は低く、良さもまだ認知されていません。
タイガーこそトライアンフを得意とするお店で買取してもらいましょう。そのお店がタイガーを高く販売できる力があれば、あなたのタイガーも高く買取してくれる確率が上がります。

「スクランブラー」の買取相場

以下はスクランブラーシリーズの買取相場一覧表になります。 スクランブラーはその名の通り、スクランブラータイプのモデルです。オンロード、オフロードの両方の走りに特化したタイプの事をスクランブラーといいます。
ライバル車として「ドカティ:スクランブラー」があり、オフロード寄りとして評価されている一方、トライアンフのスクランブラーは、オンロード寄りのストリート向けとして高く評価されています。

ちなみに、この「スクランブラー」というバイクタイプ自体、最近確立されたタイプで、まだまだ市場にはスクランブラー系のバイクが少ないです。そのため希少性があるため、売値の割合は約65%と比較的高い水準です。

「スクランブラー」はバイクの歴史の中でも特殊なタイプです。スクランブラーを理解していないお店で査定すると、納得いかない査定額になりがちですので、トライアンフに特化したお店で買取してもらうことをおすすめします。

サンダーバードの買取相場

以下はサンダーバードシリーズの買取相場一覧表になります。
サンダーバードはアメリカンタイプのモデルです。アメリカンといえばV型2気筒エンジンですが、サンダーバードは並列2気筒を積んだアメリカンとして独自のスタイルを保っている事が評価されているポイントです。

年式が高く状態のよいサンダーバードであれば、中古相場の約75%の値がつく事が分かります。一方で、年式が古く状態が悪いと35％以下まで落ち込んでしまいます。
今サンダーバードに乗っている方は、できるだけ丁寧に扱うようにしましょう。

※サンダーバードスポーツは、サンダーバードのネイキッド版です。現在は集計数が少ないため、買取相場は目安にもなりません。詳しい買取相場を知るにはバイクショップに査定してみてください。

トライアンフ売却のタイミングは？

トライアンフは輸入車です。国産と違い、ただの乗り物ではなく趣味性の高い「高級車」という見られ方をしています。
このような条件から、宝石のように扱われるトライアンフは「走行距離」が買取価格に大きな影響を与えています。

以下では、トライアンフの売却タイミングについて触れていきます。

走行距離3万km以内での売却がおすすめ

以下のグラフは「トライアンフオーナーが、だいたい何キロぐらいで手放しているのか?」を表したものです。上記でご紹介したトライアンフのモデル全てを集計対象としています。

今もっているトライアンフの走行距離を思い出してみましょう。グラフと比較してみれば、売却するタイミングに目処をつけやすくなります。 まずは売却数で見ていきます。グラフを見る限り、3万キロ以内に売却する方が多く、5万キロまで所有している方は相当少ないことが分かります。1万キロ以内で売却する方も多いです。


つぎに、走行距離ごとの買取相場について触れていきます。

売却数が多いのは1万キロ以内です。1万キロ以内に売却する方が多い理由は買取価格の高さが関係していることが分かります。

そして、買取相場は3万キロまでは急降下している様子が伺えます。 ただ、、3万キロを超えると買取相場は緩やかに下がっていきます。これはトライアンフに限らず、どのバイクでも見かける傾向です。

つまり、トライアンフは3万キロまでに売却すれば高く売れやすく、3万キロ越えた辺りからは買取価格は下がりにくい傾向があることが分かります。

特に1万キロまでは買取価格は急激に下がるため、高く売りたい方は走行距離が浅いうちに売却する事が大切です。

トライアンフおすすめの売却先TOP20

まず知っておきたい事として、高く買取できるお店は「買取したバイクをお店でも沢山販売している」という特徴があります。そのバイク目当てに購入する人が多いという事です。

トライアンフも例外ではなく「トライアンフを高く買取できる所は、トライアンフを沢山販売している」という事です。
この「沢山販売している」というのは「在庫台数」で分かります。在庫台数が多いということは、そのバイクを販売できる力がある証拠です。そのため販売価格を上げられるので買取価格も上がる可能性があります。

ランキングを見れば、どのお店がトライアンフを多く扱っているかがひと目で分かり、どこが高く買取してくれるかも目処が立つようになります。

注意点：ディーラーで売却はおすすめできない理由

ディーラーの買取価格が安い理由は「新車販売が目的」だからです。
もしディーラーが店舗に中古車を沢山展示したらどうなるでしょう？もちろん、トライアンフの新車目当てに来店した人も、安い中古車に目が移ってしまいディーラーとしては新車を売りにくくなってしまいます。

もちろん、ディーラーでも高く売ることはできます。ただ、条件は非常に厳しく、一般的には「最新の年式」「走行距離が1000km未満」「ほぼ無傷で故障なし」と言われています。
ディーラーとしては「新車を売るための比較材料になるなら高く買取するというスタンスです。いわゆる新古車の事です。

このように、ディーラーの買取価格が安い理由は「そもそもディーラーは中古車を売る気がない＝高く買取するメリットがない」という図式があるためです。

トライアンフをできるだけ高く買取してもらうには、ディーラー以外でトライアンフの買取に積極的なお店で査定してもらうことが成功の秘訣になります。

トライアンフはオークションで売却するのがおすすめ！

いかがでしたでしょうか。トライアンフの買取相場とおすすめの売却先について解説させて頂きました。

上記の「おすすめの売却先トップ20」のお店の中には、オークションで「高く入札した実績のあるお店」も含まれています。

以下の表は、カチエックスで実際に入札があったお店と、その入札価格について記載しています。

明らかに買取相場よりも高く、中古相場ギリギリまで入札しているお店がいる事が分かるでしょう。トライアンフを高く売るなら、適切なお店で査定することが本当に大切です。

「カチエックス」とはオークション形式でバイクを高く売却できるサービスです。査定は無料、写真を5枚取るだけで簡単に査定することができます。

通常の一括査定は最大6~8社の査定ですが、カチエックスの場合は全国から20社以上が入札することもあります。そのため買取価格が上がることが多いです。